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フリーランス2ヶ月目にして人生詰んだ話。

皆さん、人生詰んだことありますか?
私は脱サラするまで、正直一度もなかったです。

高校時代は1時間半という通学時間と、同じクラスに仲良い人ができず、ほぼ欠席していた上に浪人したし、

社会人1年目の社員旅行では、テキーラ飲みすぎて翌日の会社イベントを欠席。人事部長に「イベント主催する人の気持ち考えた?」と謎の角度からお叱りを受けても、人生詰んだとは思いませんでした。(常に悩んではいたけど)

なぜなら、困ったら親が金銭的にサポートしてくれたし、転職という他の選択肢があったからです。

けど、昔と今は状況が違います。

「夢」と「お金」は相反関係にない。僕らは「夢」だけを選ぶことはできない。「お金」が尽きると「夢」は尽きる。これが真実だ。

「夢と金」西野 亮廣

今回、初めて人生詰んだのは、まさに【お金】と【お金を稼ぐ選択肢】がなくなったからです。詳細を見ていきたいと思います。

詰んだ原因

1.貯金がない

「お金は、若い頃に使ってこそ価値がある!」と”美容”と”経験”を軸にお金を使い込んできた私。貯金・投資する習慣なんてありませんでした。

よく、3ヶ月分の生活費は確保しといた方がいいっていうけど、それは本当に本当にそうです。脱サラするなら、お金を一定貯めてから。

私はクソ調子乗っていたので「なんとかなるっしょ」精神でした。猛省。

2.失業保険を申請してない

自己都合による退職の場合は、2ヶ月の給付制限期間があるので「だったら開業届出してしまえ〜!」と、開業届を出しました。

受けて取れるものは、受け取ろう。
私みたいなアホがお金失う。

3.インボイスの通知がこない

インボイス番号の記載がなくとも請求書を受理してくれる会社も一部ありますが、基本的には必要なもの。

通知を受けるまで、1ヶ月〜1ヶ月半はかかるので、必要な人は早めに申請することをお勧めします。

私は、まんまと2ヶ月近く請求書発行できない窮地に陥りました。

4.完全な見切り発車

脱サラ前にデザイン系の仕事を頂き、進めていたのですが「先方が予算ないので、一旦ステイで」この一言で収入0へ。

別の会社では、納品するも「先方がまだ確認できてないので」と、請求書発行できない地獄を味わいました。

副業が本業の収入を越えてからが理想だけど、せめてお金が入ってきてから脱サラしよう。何があるかわからんからね。

5.わかりやすい実績がない

人に見せられる、わかりやすい実績ありますか。

私は前職で作成したカタログ、チラシ等は見せられましたが、自分がやりたい!と思っているSNS運用のわかりやすい実績がなかったんですね。

「過去にこういうことしてました!」「これができます!」だけじゃ当たり前だけど、受注されない。

本業との両立が辛いけど、会社員のうちに実績をつくる。これ絶対。

まとめ
・会社員のうちに、最低3ヶ月分の貯金と実績をつくる
・実際に副収入を得てから会社をやめる
・失業保険とインボイスは早めに調べて申請

ボツになったお金を稼ぐ選択肢

「最悪、アルバイトすればいい」

結論、落ました。こちらの記事でも記載した通り、ダーツバーのアルバイトに面接に行ったけど、不採用。

これまでバイト不採用になったことなかったんだけどな。落ち込んではいないけど、事実として「アルバイトする」という選択肢が一旦なしに。


「最悪、会社員に戻ればいい」

「なんで脱サラしたんだっけ」「私は何ができるんだっけ」「とりあえず生きていくためにお金稼がないと・・・」と迷走した結果、転職サイトに登録。

こちらが話しても仲介の方は『なるほど、なるほど?』『はい、はい』と2回繰り返すだけ。明らかに”価値のある商品”だと思われていないことが伝わってくる。

『転職3回?であれば、もう日本企業は絶対に無理ですね。外資も正直厳しいと思いますよ。今見てますけど、紹介できる会社ないです。脱サラして2ヶ月で会社員戻るって・・・。もう少し頑張った方がいいんじゃないですか?』

・・・正論すぎて、ぐうの音も出ませんでした。

「最悪、立ちんぼすればいい」

あのね、普通に無理よ。もうそんな勢いも勇気もない。

前述の”会社員に戻る”という選択肢がなくなり、少しずつ素直・謙虚な心を取り戻しつつあるとはいえ、立ちんぼするなら、臓器提供なり、治験なり、そちらを選びます・・・。

それでも生きている

「これが人生詰むっていうやつか・・・。こんなはずじゃなかった」と、一人で泥酔し、喚き散らかしてから早2週間。

一瞬、本当に一瞬だけ”死”が過りましたが、私は良くも悪くもお金がない。
自分の葬式代も出せないまま、死ねない。

というか、どん底なのに昔ほど死にたいとか、そういう感情にならないことに気が付きました。

今回のことを機に、

・請求書発行したら速攻振り込んでくれた元上司
・その上司の元部下なら是が非でも一緒に働きたい!と仕事をくれた方(元上司の紹介)
・「ご飯奢るから通訳して〜」と美容院&接骨院に同行させてくれた中国人の友人
・「独立後の壁の乗り越え方は教えられないけど、お金ならいつでも貸すからね!」と言ってくれた友人
・「◯%上乗せするので、記事書いてくれませんか?」と(偶然)連絡をくれた以前入稿していたメディアの方
・私が言ったことをまとめ・分析し、鼓舞してくれたフリーランスの住民

などなど、お金は貯めてこれなかったけど、人には本当に恵まれいると実感しているからかもしれません。

次は自分が人を助けられるように。
微力ながら、誰かが同じ目に遭わないことを祈って。

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