【ライブレポ】ばってん少女隊年末公演〜今宵はヒナタのジングルベル〜@TOKYO DOME CITY HALL〜「みなさんがいつでも笑顔で帰って来れる場所であり続けたい」と、希山愛は言った〜
本日は、TOKYO DOME CITY HALLで行われた、ばってん少女隊年末公演〜今宵はヒナタのジングルベル〜を観て来ました。
今宵はヒナタのジングルベル
↑このタイトル、よく見てください。
少し考えてみると、矛盾する日本語だと分かりますね。
今宵 (夜) はヒナタ (太陽の下) のジングルベル
太陽の下でありながら、夜が舞台と言っています。
例えて言えば、1982年にリリースされた、松田聖子さんの曲「小麦色のマーメイド」の歌詞:"わたし裸足のマーメイド" みたいなことで、マーメイド (人魚) の下半身は魚。足が無いのに "裸足のマーメイド" とは?
つまり、それは “言葉の中にしか存在しないもの" であることが分かります。
"今宵はヒナタのジングルベル" も、同じこと。 “言葉の中にしか存在しないもの" です。
事前のYouTube生配信 (12.4) では「今回のライブは、"隠と陽" がテーマである」との告知 (32:35〜32:47) がありましたが、それは単に、アゲアゲな曲と鑑賞系の曲を織り交ぜた、抑揚のあるライブをやる、というだけにとどまらず、 “存在しないもの" を表現するライブになる。そういうことなのではないか。
それって、一体どんなライブなの?
会場で体験して、楽しもうじゃないの!
さぁ行くぞ! と、ワクワクしながら会場へ向かうのでありました。
なお以下、セトリ等ネタバレ有りでレポしてますので、配信アーカイブこれから観るからまだ知りたくなーい、という方はここでばいばいばーい。
でも観終わった後、読んでみてもいいかな、と思ったらまた帰ってきてね。
■ライブレポ
概要 (セットリスト)
18:09開始 約2時間30分
観客約2,400人 (チケットSold out!) 、有料配信あり
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セットリスト
0. でんでらりゅーば! (イントロのみ)
1. Killer Killer Smile
2. 崇シ増シ×××物語
3 さがしもの
MC Sold outありがとうございます! からの自己紹介
【DJ:PARKGOLFセット】
4. OiSa PARKGOLF REMIX
5. 御祭sawagi (衣装チェンジ)
6. 禊 the MUSIC
7. 南風音頭
8. あんたがたどこさ〜甘口しょうゆ仕立て〜 (巨大ボール&メンバー客席へ)
9. BAIKA
【DJ:GuruConnectセット】
10. でんでらりゅーば!
11. OiSa
12. わたし、恋始めたってよ!
13. 和・華・蘭
14. YOIMIYA
MC ゲストDJとして参加のお二人を交えてのトーク (衣装チェンジ)
【クリスマスゾーン (曲のremixはPARKGOLFさん) 】
15. Bright & Breezy
16. OTOMEdeshite (クリスマスmix)
17. MEGRRY GO ROUND (remix)
18. Dancer in the night (remix)
19. 無敵のビーナス (remix)
MC 次が最後の曲、あっという間です!
20. ヒナタベル
◼️もう一献(アンコール)
E0. SE
E1. ますとばい!(メンバー客席へ)
E2. おっしょい!
MC 2024年も止まりません!告知&最後の挨拶
E3. 虹ノ湊 (ラケットで客席へサインボール打ち)
記念撮影
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●会場の様子:開演前、メンバーからのメッセージ
感染症対策は、私が確認した限り、特にありませんでした。
TOKYO DOME CITY HALLは、東京ドームのすぐそばにあるビルの地下にあるエンタテイメントホールで、1階 (B3) をステージとすると、観客席は吹き抜けで4階 (1F) まであります。
キャパは全席指定で、約2,400人。ばってん少女隊単独ライブ史上、最大規模を更新する会場です。
本日のチケットは、Sold Out!
広い (というか高い!) 会場が、1階から4階までお客さんで埋まる、壮観な光景です。
そして、来場したお客さんを出迎えるのは、スクリーンに映るメンバーからのメッセージでした。
このメッセージを、各自の "推しの声" に変換して頭の中で繰り返し、笑顔になりながら「。。。あ! ペンライト消さなきゃ!」と、わちゃわちゃした隊員さんはどのくらいいたでしょうか (私の周りには、けっこういました♪) 。
開演前の会場には、ムーディーな洋楽のクリスマスナンバーが流れる中、さぁ開演の、お時間です!
●序盤: "和のセトリ" が見据えた、世界的展開
定刻を少し押した18:09、会場が暗転し、最新曲「でんでらりゅーば!」(音源はこちら) のイントロが流れ、暗がりのキツネ姿の6人が登場しました。
事前の告知では「今回のライブは、想像できない始まり方をする」という主旨のコメントがメンバーから出ていたので、「あれ? 思ったより普通の始まり方!?」と、思いきや。。。
「ハァッ!!!」
「でんでらりゅーば!」がイントロだけでパッと切り替わり、6人が、"歌舞伎の見栄を切るポーズ" から始まったのは「Killer Killer Smile」でした。
2019年リリースの2nd アルバム「BGM」収録曲です。
上田「始まりましたー! ココからペンライトを点けて楽しんでいきましょう!」
本日、観客への最初の号令を放ったのは上田理子さん。
コロナ禍以降にばってん少女隊を知った方向けに説明すると、「最初の6人のばってん少女隊」の頃、上田さんのキャッチフレーズは「黒帯のキラースマイル」でした (空手の有段者であることから) 。
つまり、本日の1曲目「Killer Killer Smile」は、当時キャッチフレーズを引用して作られたものであり、曲の各所で上田さんがセンターを位置取り、要所を締める、上田理子ココにあり! な曲です。
また、客席へ向けてレスを送りやすい振付・歌詞になっているので、音源で聴くより生パフォーマンスで観るのが断然良い、ライブ仕様な曲でもあります。
満員に埋まったお客さんへ向けて、ビシバシとレスを乱れ打つ、華麗な「Killer Killer Smile」が披露されました。
2曲目は「崇シ増シ×××物語」(音源はこちら) 。
和太鼓のイントロから始まる「Killer Killer Smile」同様、"和テイスト" の楽曲で、この曲に「乙女の手札」や「OiSa」を加えた "和のセトリ" は、ばってん少女隊が持つ大きな武器であり、これまで節目のライブで何度か披露されて来ました。
"和のセトリ"は、ばってん少女隊が、"日本のアイドル" として持つ強力なセトリで、本日のライブコンセプトである「クリスマス」を、あえて "日本流" から攻めるのか!?
と、思わせてからの。。。
3曲目は「さがしもの」!
この曲はジャンルで言うと、"アイリッシュパンク" です。
国境を飛び越えて、"和のセトリ" から一転、一気に世界へ飛び出していきました。
ノリノリな曲調に、ケルト系音楽のフィドル (≒ バイオリン) の美しい旋律が絶妙に入ってくる、初見さんも常連さんもまとめてウェイウェイ楽しませる、強すぎるアゲ曲です。
曲の途中、6人で人文字を作る場面では、春乃きいなさんから「今日はTDCH (←TOKYO DOME CITY HALLの略) 、チケットSold outありがとうございま〜す!」という歓喜の声とともに、両端を「♡」で囲った4文字が披露され、会場は大盛り上がり♪
「♡」「T」「D」「C」「H」「♡」
ばってん少女隊ワールドは世界に進出していくぞ! と言わんばかりの勢いで、本日の年末公演はロケットスタートを切ったのでありました♪
●中盤①:「チケットSold outありがとうございます!」
上田「TOKYO DOME CITY HALL、ばってん少女隊年末公演〜今宵はヒナタのジングルベル〜にお越しの皆さん、こんにちは! あらためまして、わたしたち。。。」
6人「ばってん少女隊ぃぃぃいいい。。。」
会場「だぁぁぁあああ!!!」
一人ずつ、キャッチフレーズ付きの自己紹介を行って。。。
上田「TDCホール、チケットSold outありがとうございます!」
会場「 (大拍手!!!) 」
上田「嬉しいですね。早めに完売を告知できるのも良いんですけど、今回は本当にギリギリまで、最後の最後、直前までお客さんを受け入れることができたということで。。。今日、私たちを初めて観る方も楽しんでいただけるようにがんばるので、最後まで盛り上がっていきましょう!」
この後、会場の各所 (上手界隈、下手界隈) への煽りを経て、キツネ姿のばってん少女隊6人は、ステージを袖に去っていき、ステージには誰もいなくなってしまいました。
●中盤②:DJ PARK GOLFセット〜お天道様に感謝〜
アイドルのライブで、ステージからアイドルがいなくなる。
そんな状況、"盛り下がる" って思うじゃないですか。
ところが、本日のライブは違いました。
サイバーな照明が会場に光り、ステージ奥の扉が開くと、そこにはDJブースとPARKGOLFさんの姿が!
夏のライブ (2023年8月11日@Zepp Fukuoka、8月20日@Zepp DiverCity Tokyo) でもDJとして登場し、卓越した「曲間のつなぎ」で会場を大いに盛り上げてくれた、隊員さんの間で「PARKGOLFさん♡」と、名前の語尾に「♡」を付けてしまうくらい、その登場を大歓迎されている方です♪
会場からは「フゥ〜♪」という歓声と割れんばかりの大拍手!
ライブを盛り上げてくれる人なら、アイドルではなくたって大歓迎。
隊員さんは、本当に「楽しいライブ」が好きな人が集まっているんだなぁと思う光景でした。
まるで、前の曲の最後に、次の曲が「さぁ!」と手を差し伸べ、会場中の心をぎゅっと握りしめて、もう1段階上のレベルまでグイッと引っ張っていくような、心地よいプレイの連続で「最高の音楽」を連打、連打!
「あんたがたどこさ〜甘口しょうゆ仕立て〜」(MVはこちら) では、メンバーが振付で使ったボールを回収するPARKGOLFさんが「プレゼント袋を担いだサンタさん」に見える演出がステキすぎたり (←このアイデア考えた人、天才でしょ) 、上田さんの「行くよ〜!」の号令で、10個ほどの巨大ボールとばってん少女隊6人が客席に降りて、会場全体でわちゃわちゃ楽しく盛り上がるシーンもありながら。。。
特に印象的だったのが、ポップな楽曲群の中で、群を抜いて "ほっこり感" あふれる「南風音頭」(音源はこちら) で、柳美舞さんの歌う次の歌詞。
恵まれたこの大地 お天道様に感謝
あぁ。。。今、我々は間違いなくヒナタ (太陽の下) にいるんだなぁ
心からジンワリと感じることができた、アゲアゲで陽気な、めちゃくちゃ楽しかった "陽ゾーン" でした♪
●中盤②:DJ GuruConnectセット〜妖しの世界へご招待〜
予告されていたもう一人のゲスト:GuruConnectさんが登場したのは、"陽ゾーン" のラスト「BAIKA」終わってステージが暗転したときでした。
PARKGOLFさんよりも、ひとまわり大柄な人影がDJブースに、ど〜んと鎮座していた姿は、まるでステージの守り神 (by 直後の春乃さんのMC) 。
「でんでん〜♪」と、「でんでらりゅーば!」の幻想的なイントロが流れるとともに、GuruConnectさんがDJを務める "隠ゾーン" がスタートしました。
スクリーンには、パフォーマンスする6人の「表情の切抜」と「歌詞」がゆらゆらと揺れながら大写しになる、"ばっしょー七変化" とでも言いましょうか。
ゆっくりと、ゆっくりと。。。しかし確実に "深い森の中" へ誘い込まれていくような雰囲気に会場が包まれていきます。
笑顔でいっぱいだった、"陽ゾーン" からのギアチェンジ。
振り幅たっぷりに "無表情" で歌う楽曲群が、たて続けに披露されました。
あえて "無表情" でパフォーマンスする。
"アイドル = 笑顔" という図式に見慣れている一見さんをビックリさせる、ばってん少女隊の "もう1つの顔" です。
どの曲も、アンドロイドのような、"無表情" でパフォーマンスするステージ。
この "隠ゾーン" が。。。
めっちゃくちゃ良かった。
コールをバシバシ入れる曲ではないので、あくまでも静かに、ローギアでアガッていく感じ。速度は遅いけれど、馬力はものすごくある、みたいなイメージです。
直後のMCで蒼井りるあさんから「 (GuruConnectさんのDJによるビートが) 地響きのようにお腹にズンズン来て、地面とともに踊った」という主旨のコメントが出ましたが、正にその通り!
"夜の雰囲気" でありながら、すっごく踊れる、"夜祭りのど真ん中" を魅せてもらったような、素晴らしい "隠ゾーン" でした。
●中盤③:ゲストお二人を交えてのトーク
"陽ゾーン" 〜 "隠ゾーン" まで、連続10曲パフォーマンスを続けたばってん少女隊は、直後にGuruConnectさんとPARKGOLFさんお二人とトーク。
トークの中身は「さっきまでの楽曲のMIXのこだわりは何か?」などなど、まるで音楽誌のインタビューのような内容でした。
「真面目か!」とツッコミを入れるのは野暮です。
ばってん少女隊の、ライブへの誠実さが感じられる場面でした。
抜粋して、いくつかのやりとりを。
上田「PARKGOLFさんは、ばってん少女隊以外で、アイドルのライブに登場することはありますか?」
PARK「無いです」
上田「先日の宗像フェス (2023年11月6日@宗像ユリックス) でも登場いただきましたが、隊員さんからの人気がすごくて、PARKGOLFさんに "推し変" しようとしてる人がいますよ」
瀬田「"パーゴルさん!" っていうコールがすごかったです」
上田「remixを作るときに、こだわっているポイントはどこですか?」
PARK「 "自分が楽しいこと" です」
上田「なるほど! 会場の皆さん、楽しかったですか?」
会場「 (大拍手!!!) 」
上田「これからも、アゲ曲から『BAIKA』のようなしっとりした曲まで色々作っていただきたいです。今後ともよろしくお願いします。またステージで一緒に踊りましょう♪」
瀬田「いつでもセンター空けておきます♪」
PARK「 (笑) 」
春乃「 (GuruConnectさんへ) こんな風にステージに立つことは普段ありますか?」
Guru「無いです」
春乃「じゃあ、生でGuruConnectさんを観るの初めて、という方ばかりですね」
Guru「いやぁ。。。リハーサルでばってん少女隊の皆さんと並んだとき、(自分の姿を見て) 同じ人間かと思いました (笑) 。お目汚し失礼いたしました (笑) 」
春乃「私は『OiSa』→『わたし、恋始めたってよ!』の "つなぎ" がすごく好きなんですが、DJとしてプレイされるときのこだわりはありますか?」
Guru「 "たまたまそうなった" というか。音飛びみたいな (偶然性も含めて) 、それも音楽なので。(良いと感じた) 自分を信じろってことです」
会場「 (大拍手!!!) 」
お二人とも、とても丁寧に、会場の空気を読みながら受け答えをしてくださり、観ているこちらが腰を抜かすほど、低姿勢の優しい方々でした。
ばってん少女隊は、"人に出会う運" を持ってるなぁとあらためて感じた時間でもありました。
●終盤①:クリスマスゾーン〜憧れていた衣装〜
本編最後に用意されたブロックは "クリスマスゾーン" でした。
6人それぞれのメンバーカラーを全面に出した、事務所の先輩:ももいろクローバーZのような衣装で。。。
上田「ここまでメンバーカラーを出すのは初めて」
瀬田「デビューしたときから、こんな衣装が憧れだった」
というコメントが出るほど、「アイドルの王道」をカタチにしたような衣装でのパフォーマンスとなりました。
グループ結成から8年以上経って、ようやく身に付けた「アイドルの王道衣装」。なんというか、ばってん少女隊が着ると、一周回ってものすごく新鮮な感覚。
最後のブロック、「17. MEGRRY GO ROUND (remix)」~「19. 無敵のビーナス (remix)」は、サウンドを必要最小限に抑えたアレンジで披露され。。。
歌い終わった後のメンバーから、緊張感から解き放たれたMCが飛び出ました。
瀬田「緊張した〜」
上田「もう手汗がヤバイよ (笑) 」
会場「 (笑) 」
上田「ということで、みなさん衝撃的なお知らせがあるんですけど。。。次の曲が最後の曲です」
上田さんのコメントの通りで、ライブとは、時間の流れを主観的にさせるものであります。
「ついさっき」ライブが始まり、
「あっという間に」19曲を体感し、
「気づいたら」もう開演から1時間30分以上経っているらしいのです (時計を見たら、19:44でした。。。)
上田「信じられないでしょ? もう1回最初からやります (笑) ?」
会場「 (笑) 」
上田「最後に、公演タイトルにもなっているこの曲を聴いてください。『ヒナタベル』」
●終盤②:もう一献 (アンコール) 〜最後の挨拶〜
本編終了後、間髪入れずに会場中で「アンコール!」の声援が始まり、隊員さんたちのアツい思いで、会場中がみなぎっていました。
数分後、PARKGOLFさん作の入場曲 (音源が聴けるポストはこちら) が鳴り響き、ビートに乗ってクラップと「オイ! オイ!」という歓声が立ち上がります。
「そうそう、この曲はそうやってノルんだよ♪」と、舞台裏でPARKGOLFさんがニコニコしていたんじゃないかと思うほど、会場が一体感に包まれた後。。。
会場に「ますとばい!」(MVはこちら) のイントロが鳴り響き、客席に、ばってん少女隊メンバーが現れました!
ステージを降りて、会いにやってくる。
お互いの "信頼関係" があってこそ成り立つ、最高の演出で、疾走感あふれる「ますとばい!」に続くのは「おっしょい!」 (MVはこちら) 。
1st アルバム「ますとばい」からの最強タッグ。
りるあ口上「TDCホールへお越しの皆さん、最後まで、声、聴かせてくださぁ〜い!」
間奏の「おいさー!」では、上田さんがイヤモニを外して、拳を振り上げて威勢の良い煽りで、会場と「おいさー!」の掛け合い!
間違いない、ばってん少女隊スカコア鉄板曲の披露によって、会場の盛り上がりは、本日最高潮に達しました。
最後に、6人から「今年を振り返ってのご挨拶」の時間。
以下、大意として書きたいと思います。
なお、6人とも、冒頭に「本日の来場者・配信視聴者への感謝の気持ち」、末尾に「来年もどうぞよろしくお願いします」という言葉を述べていますが、その部分は省略してありますこと、ご承知ください。
希山「今、サンタさんにプレゼントをお願いするなら、この時間をもっと長くしてください、とお願いします。今日、初めて来たという方、悩んで悩んで足を運んでくださった方、皆さん楽しんでいただけましたか?
この場所が、皆さんが、いつでも帰って来て笑顔になれる、そんな場所であり続けたいなと思っています。来年もたくさんの挑戦をしますが、全部Sold outにして、皆さんともっと色んな景色を見ていきたいです」
春乃「2023年は本当に貴重な経験をさせていただいて、自分たちのライブを一緒に楽しんでくださる隊員さんがいて恵まれていると思うんですけど、もっと貪欲に、色んな景色を見ていきたいと思います。
9周年の会場の福岡市民会館は、同じ事務所のエビ中ちゃん (私立恵比寿中学) とか、私たちが見に行かせていただいていた会場で、自分たちがライブをできることが感慨深く、さらにその先を目指せたらと思っています」
蒼井「はい! えっと、りるあと美舞ちゃんは、今回が3回目の周年ライブ。。。間違えた (笑) 、3回目の周年ライブで。。。じゃなくて (←2回間違えちゃうところが最高にりるあちゃんでした♪) 年末ライブで、まだこんなに "初めて" のことがあるのかと思うくらい、海外にも行ったし、たくさんのことができて嬉しかったです。
りるあの特技は何? と聞かれたら。。。ピンクのペンライトをフリフリしている隊員さんを見つける速度は光の速さレベルで自信があるし、みんなと一緒に叶えたい夢は、いっぱいいっぱいあるので、これからも、もっともっと大きくなっていきたいなと思います」
柳「今日はチケット完売ということで、どこを見ても隊員さんがいて、皆さん、それぞれにお仕事とか普段の生活がある中、貴重な時間を使って私たちに会いに来てくださって嬉しいです。皆さんがいなかったら空っぽの会場だし、今までの私は "チケット買え" とか、 "配信買え!" とか、うるさかったと思うんですけど (そのポストはこちら) 、今日は本当にありがとうございました。
今日のライブは『無敵のビーナス』をみんなで歌ったのが本当に感動して、そんな風に隊員さんとライブを作るのが嬉しいので、私たちともっと色んな思い出を作ってください」
瀬田「ばってん少女隊史上、単独ライブ最大規模を更新するライブで、たくさんの方から期待してるよ、と言ってもらって、メンバーと練習を重ねて今日のステージに立ったんですけど、ばってん少女隊として活動してきて、今までで一番大きな声援を感じた時間でした。ありがとうございました。
Zeppツアーは過去に一度やったことがあるけれど、自分の中で納得いく結果は出せていない気がするし、今度のツアーでは、そのイメージを変えていきたいです。9周年の会場は自分にとって思い入れの詰まった場所でもあるので、また皆さんと会えるのを楽しみにしています」
上田「去年は中野サンプラザでの単独ライブ (2022年11月26日) を満員にできるかを中心に活動した一年で、今年は海外にも行って、TDCホール埋められるか、不安もあったんですけど、私は大きいライブの前、いつもお客さんがいなかったとか、大失敗したとか前日に悪夢を見るのが。。。
今回は見ませんでした。2024年もこの勢いで駆け抜けていけたらと思うので、これからもばってん少女隊の応援をよろしくお願いします」
メンバー全員が同じ方向を向いて、新たな挑戦に挑んでいることが伝わってくる、誠実な挨拶でした。
そして。。。上田さんから、本日のライブの振り返りつつ、最後の曲紹介。
上田「『ヒナタベル』はクリスマスソングですけど、南国:宮崎県をモチーフにしていたり、『無敵のビーナス』は "夏曲" だけど、クリスマスゾーンに入っていたり、やっぱり私、ライブは "夏のイメージ" があって、そのライブは、終わってほしくないなと思います。
でも、どうしても終わりは来る。
そういう切ない感じも表現できたんじゃないかと思います。
次に歌わせていただく曲が、本日最後の曲となります。私たちを代表する "夏曲" です。最後まで一緒に踊ってください、『虹ノ湊』」
本日、最後の最後の曲「虹ノ湊」は、サビで、会場全体で腕を振り上げてワイパーすることが "お約束" になっている曲ですが。。。
このとき、きっと隊員さんにはステージの上で眩しい笑顔でパフォーマンスするばってん少女隊が「ヒナタ (太陽) 」のように感じたでしょう。
そして同時に、ばってん少女隊からは、どんな景色が見えていたでしょうか?
それは、「今宵 (の星空) 」のように輝くペンライトの海。
あの瞬間は、間違いなく今宵はヒナタのジングルベル。
"言葉の中にしか存在しない" はずのものが、立ち上がった最高の時間だったと思います。
■雑感
●その①:月曜日の朝
隠と陽、月と太陽、夜と昼間。
この2つをつなぐものは「朝」です。
本日のセットリストで「朝」を歌う曲がありました。
「Dancer in the night」です。
この曲は2020年、メンバーの一人が脱退し、「今のばってん少女隊」へ生まれ変わっていく時期に作られた曲でもあります。
コロナ禍でエンタメ業界に大きな逆風が吹いた時期でもあり、2019年末までメジャーレーベル契約のあったビクターとの契約が打ち切られ、自主レーベル:BATTEN RECORDSとして出発をした年でもありました。
一つの季節を終え、変わっていかなければならない時期だったのだと、今振り返ると思います。
そして、本日。ばってん少女隊は、過去最高を、また更新しました。
「まだ踊り続けてよ」と願うファンの前から、ばってん少女隊はステージを降りていき、たった一夜の短い時間は星空と共に過ぎ去って、夢から覚めるように、月曜日の朝を迎え、隊員さんたちは日常に戻っていく。
もうTOKYO DOME CITY HALLにばってん少女隊はいなくて、そこには「あの日、ステージの上で “若さ” を爆発させていた6人がいた」という思い出だけが残ります。
それは、ファンの心の中だけでなく、ばってん少女隊にとっても同じこと。
Stay young on the floor.
ステージの上から観た、観客席のペンライトの海 (それは、暗闇に浮かぶ星空のような美しさ) とともに、「あの日、自分たちはここで最高のライブをした」と想いを馳せる。
それから、また次の場所へ進んでいく。
僕らはそうして明日を生き続けるのでしょう。
●その②:強く強く立ち並ぶのさ
“言葉の中にしか存在しないもの" を表現した本日のライブ。
ただ、“言葉の中にしか存在しないもの" は、もっともっとあるはずです。
皆さんは何だと思いますか?
それは「福岡PayPayドームでの単独ライブ」など、まだ実現していない、「ばってん少女隊の夢」ではないでしょうか。
最後の挨拶で希山愛さんが語った「この場所が、皆さんが、いつでも帰って来て笑顔になれる、そんな場所であり続けたいなと思っています」
この言葉から、これまで様々な困難を乗り越え、アイドルを「続ける」という選択をしてきた自分たちへの矜持が感じられました。
この強い意志がある限り、ばってん少女隊の未来は、きっと、明るい。
本日のライブ、最高でした。
今宵はヒナタのジングルベル。
"言葉の中にしか存在しないもの" が、見事に表現された、素晴らしいライブでした。
最後に、このライブを開催するのに尽力されてきたスタッフ、関係者の皆様に感謝を申し上げ、レポを締めたいと思います。
最高のライブ、ありがとうございました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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