JCSQE初級を受験してみました
先日JCSQEを受験してきたのでその感想を書いてみます。
○:ポジティブ意見
×:ネガティブ意見
△:どちらでもない意見
○SQuBOKの熟読のきっかけとなる
たぶんこれが一番大きい意義だと思います。SQuBOKはテストに限らずソフトウェア品質に関連する知識がまとまっていて、非常に有用な書籍です。ただ漬物石になりそうなぐらいボリュームがあり(そのため紙とPDF両方買いました。。)、隅から隅まで読むには結構なパワーが要ります。なので、JCSQEを受験することをモチベーションにできるのがよいかな、と思います。
×言葉の意味を知っているかを問う問題が多い
TMMi、PSP/TSP、TQMなどの言葉を知っていないと答えられない問題が多いです。ソフトウェアの品質を語るにはそれぐらい知っておけ、ということなのかもしれませんが、受験のための勉強を強いることにならないかな、と懸念しています。
△:意外と受験者が少ない
名古屋で受験しましたが30名~40名ぐらいでした。もう少し受験しているものなのかな、と思っていたので予想外でした。
JSTQBでは2-3倍受験しているみたいなので、そこそこ差がついていますね。
受験のための教科書の重さの違いと、JCSQEの方はソフトウェア品質そのものを仕事にしている人が少ない、といったところが原因でしょうか。どちらも学ぶことに価値がある資格だと思いますので両方発展するといいですね。
△:問題集だけでは合格できない
↑の問題集が出版されています。問題の傾向は判りますが、これを解いただけでは合格できませんのでご注意を。なんせあんなに分厚い教科書の内容がこの本だけで学べるわけがないです。
というわけで、別にJCSQEを宣伝するつもりはないですが、SQuBOKは素晴らしい書籍だと思いますので、SQuBOKを読むきっかけになるのであればJCSQEの受験をおすすめします。
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