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【考察】次の総理大臣、参院選2025、衆参ダブル選の可能性

所信表明演説、良いこともおっしゃっているのだが、石破政権は来年夏の参院選前に終わる可能性が高いと思っている。
現在の支持率は媒体によって違うが、30%ぐらい。
今後上がるとも思えない。
今のままの状態で選挙をすれば、来年夏の参院選、惨敗だろう。
媒体によっては「野党が候補者を一本化すれば参院も自公で過半数割れかも」なんて見方もある。

参院選前に交代の確率75%。
あくまで「今のところ」である。
何があるかはわからない。

内閣不信任案か党内からの突き上げで石破政権が終わるとして、次の総理大臣は誰になるだろうか。

先の自民党総裁選、第1回投票で1位は高市氏だった。
ーー
高市氏:国会議員票72票+党員票109票=181票
石破氏:国会議員票46票+党員票108票=154票
小泉氏:国会議員票75票+党員票61票=136票
林氏:国会議員票38票+党員票27票=65票
小林氏:国会議員票41票+党員票19票=60票
茂木氏:国会議員票34票+党員票13票=47票
上川氏:国会議員票23票+党員票17票=40票
河野氏:国会議員票22票+党員票8票=30票
加藤氏:国会議員票16票+党員票6票=22票
ーー

普通に考えれば一番可能性が高いのは高市氏であり、それを望んでいるが、いわゆる「小石河連合(小泉氏・石破氏・河野氏)」が全員立候補して票が割れた。
あまり楽観はできない。

知名度から行けば高市氏、小泉氏、河野氏のいずれかとなるが、意外な人が浮上してくる可能性もある。
河野氏は前回かなり埋没したが、グンと浮上する可能性もある。
今の時点ではなんとも言えない。

自民党はかなり前から有権者の信頼を落としている。
2001年の小泉政権発足で息を吹き返したが、短命政権が3代続き、2009年に政権を失った。
2012年に安倍総裁となり、再び息を吹き返し、政権を取り戻した。
しかし2024年、第一党は維持したが、過半数を割り、苦しい立場に追い込まれた。

自民党は組織票や地盤などを持っておりまだ強いが、無敵ではない。
今後、党勢を大きく回復することは考えにくい。
小泉純一郎氏、安倍晋三氏のように、トップに求心力があれば大きく回復することはあり得るが、高市氏に同じことができるかはわからない。

次のテーマ、来年夏の参院選。
参議院の議席数は248議席。過半数は124議席。
現在自公で140議席。改選が66議席、非改選が74議席。
124-74=50議席取れば自公で過半数は維持できる。

参院の過半数維持は今のところ微妙である。
なので参院選前に総裁交代の可能性が高いと私は思っている。

自民党総裁が交代するとして、ひとつ注目は参院も自公が過半数を割るか。
ここはなんとも言えない。
議席数を減らすのは間違いないだろう。

伸びるのは国民民主。
年収の壁が注目されているが、通ろうが通るまいが参院でも伸びるだろう。
スキャンダルの影響はゼロではないがマイナスは小さいだろう。
世論調査を見ても政策実現のほうが支持されている。

財源についても叩けば叩くほど国民民主の支持が伸びると私は思う。
税収が増えていることは多少ニュースを見ている人間なら知っている。
そこで「足りない」だと?
自民党も財務省も大メディアも信用を落としている。
自民公明が離れた票の多くが国民民主に流れるだろう。

もうひとつ、維新はどうか。
現在代表選中で、吉村氏が優勢とか。
前回(2022年)の参院選では立民に勝っている。
今年の衆院選では失速してしまったが、息を吹き返せるかは注目である。
今のところ厳しいかなと思っている。

そして我らが日本保守党。
先の衆院選では比例11ブロックのうち6ブロックに候補者を立て、120万票ほど獲得した。
参院の全国比例は100万票取れば1議席獲得できる。
1議席は取れる可能性が高いが、勢いが落ちる可能性もあり、楽観はできない。
2議席3議席と狙いたいが。

そして、衆参ダブル選の可能性。
私は確率30%と思っているが、「ない」とは言い切れない。
自民党としては過半数割れの状態を解消したいはずだが、来年夏までに支持が大きく回復するとも思えない。
ただ、可能性としてはある。想定はしておいたほうが良いかもしれない。

そして、自民公明立民、大連立の可能性。
5%ぐらいかな。
立民は反自民、政権交代を叫んでいた。
自民と組めば党内部、支持団体の連合なども黙っていないだろう。
党がぶっ壊れるかもしれない。
これは自民も同じ。
支持も離れ、脱党する議員も出ると思う。

以上、頭の体操をしてみた。
ハングパーラメント(宙づり議会)はしばらく続くと思う。
不安定だが、国民民主と維新が常識ある政党なので、さほど心配はしていない。
変なことをすれば選挙で鉄槌を下されるだけである。

これまで、国会は自民公明が決めたことをただ通すだけの場となっていた。
今はそうはいかない。
年収の壁が盛り上がっているが、協議の内容も報道され、政策の中身が注目されている。

ただ、不安定なことに変わりはなく、あまり長く続くのもよろしくないとも思う。

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