大丈夫なのか自民党 選挙の結果によっては波乱が起こる可能性
解散総選挙、投開票は10月27日とのこと。
野党からは総スカンである。
早くやったほうが自民党には有利だろう。
逆に野党からしたらしばらく経ってからのほうが良い。
総裁選後、政党支持率が上がったかは不明だが、今後自民党の支持が上がる要素はあまりない。
総理大臣が交代するので「国民の審判を仰ぐ」という大義名分もある。
すぐにやってしまうのが自民党にとってはベストだろうと私は思う。
争点については昨日述べたが、世間的には政治とカネ、そして経済(特に物価高)だろう。
ここに外交安全保障、社会保障、選択的夫婦別姓も入るかもしれない。
争点は作られるものでもある。
どこかの党が打ち出すことで作られることもあれば、マスコミが作ることもある。
今はネットで作ることも可能かもしれない。
もうひとつ気になるのが自民党の内部である。
流れてくる人事の情報などを見ていると、党内がガタガタしそうだ。
党員票で1位だった高市氏、国会議員票でも僅差だった。
普通なら幹事長と言われるが、総務会長を打診し、断られたとか。
打診するほうも断られるのはわかっていたのではないかと想像する。
経済についても自民党には積極財政派がおられる。
たとえば「責任ある積極財政を推進する議員連盟」に100人ほどいる。
この議員連盟は若手中心なので、人数的にはもっといるだろう。
特に安倍晋三さんに近い考え方の人を遠ざけている、もっと言えば冷遇する感じである。
清和政策研究会は最大派閥であった。
政治とカネや統一教会の件で打撃を受け解散したが、小さくない影響力を持っていると思って良いだろう。
つまり、選挙の結果次第では党内で揺れる可能性がある。
自民党内で倒閣の動きが大きくなれば3年の総裁任期を待たずに辞任なんてこともある。
そうなるとは言っていない。
どうなるかはわからないが、可能性としてはありうる。
ゆえに、今の自民党が嫌なら選挙で負けさせることだが、野党第一党はもっと地獄である。
立憲民主党にもまともな人はいるのだが、少数であり、主流派ではない。
参議院は自民公明が多数派なので、最悪、立憲民主党が第一党となっても「ねじれ」となり、好き放題はできない。
だが、今の立憲民主党を第一党にしてはいけないと私は思っている。
今の代表は増税派で女系天皇推進派である。
執行部の人事を見ても増税派や防衛力強化に反対寄りの人が多い。
自民党が絶望であれば立憲民主党は地獄である。
悩ましいことである。
一般的な選択肢は自民・立憲・公明・維新・共産のいずれかといったところだろう。
どれも気持ちよく選べない人が多いだろう。
普通なら消去法で自民党、自民党が嫌なら立憲、それも嫌なら維新となる。
共産・公明は宗教なので大きく上下することは考えにくい。
(共産は反宗教という宗教である)
国民民主・れいわ・参政党・NHK党・日本保守党(まだ政治団体)は知らない人も多い。
国民民主党を少数政党に入れて良いのか不明だが、実は知らない人が多い。
個人的な希望は、自民・立憲以外の躍進である。
共産・公明・れいわ・社民は安全保障などを考えると支持できないので、維新・国民民主・NHK党・参政党・日本保守党のいずれかになる。
これらの党が躍進するにはどうしたら良いか。
ひとつは減税。ポピュリズムではなく、有効な景気刺激策である。物価高の負担軽減にもなる。
あとは既存政党に失望している層をいかに拾うか。
1回の選挙で大きく躍進するのは現実的に難しいだろう。
少しでも議席を増やし、存在感を大きくしたいところだ。
あとは再エネと移民である。
オーストリアはマスコミの言う「極右」政党が第一党になったらしい。
反移民である。
日本も外国人が増えており、このまま増え続ければ厄介な問題となるだろう。
また、外から安い労働力を入れれば賃金は上がりにくくなる。
外国人の増加に反対するのは参政党と日本保守党である。
維新、国民民主もあまり言わない。
安定的なエネルギー供給を危うくする再エネも同じである。
既存政党は反対しないどころか推進が多い。
日本の大与党・自民党さん。
立派な議員さんもいることは承知している。
昔から大所帯でいろいろな人がいる。
左派や業界団体などに迎合することで選挙に勝ってきたところがある。
自民党さん、本当にこの瞬間にふっと消えたら日本は大混乱である。
政権を担えるまともな政党が1つか2つ必要である。
私の考えは「先に左を削るべき」である。
まだそれなりの勢力を持っている。
立憲民主党は衆議院で100議席ほど、共産党は10議席ほど、れいわ組も支持を増やしている印象がある。
自民党を叩くなら同時に左も叩かないと向こう岸に流れかねない。
叩いて潰したあとのことも想定しておくべきである。