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兵庫県知事選、投票率14ポイント超上昇。地方の首長選に異変?

全然追いかけていなかったのだが、すごく盛り上がっている。
不信任決議によって失職した前知事が当選とのこと。
現役世代の支持を得ていたようだ。

パワハラ疑惑報道などがあったが、のちにネットで「捏造ではないか」との見方が広がった。
深層はいまだによくわからない。
いよいよネット世論が選挙に大きく影響する時代になったのだろうか。

最近の地方の首長選挙で気になったものとして、今年8月の大分県日出町の町長選挙がある。
投票率54%、8037と4474で新人が現職を破った。
話題となったのはイスラム土葬墓地。
当選した新人候補はイスラム土葬墓地に反対、現職は容認だった。
地方の首長選は現職の勝率が7割ほどであるが、倍近くの差をつけて新人が勝った。

こちらはネットの影響はさほど大きくはなかったと思うが、全国的に話題となっている外国人労働者の問題を考えるにあたり、大きな示唆があるものだった。

そして今年7月の東京都知事選。
石丸候補が蓮舫候補を上回り、2位だった。
石丸候補は市政の実績は特になく、政策も中身があまりないのだが、ネットで知名度があった。
居眠り議員に「恥を知れ!」と言った動画がバズって話題になったとか。
若い世代の支持を集め、テレビ露出が多く知名度の高い蓮舫候補を上回った。

ただ、安芸高田市の市長選では、反石丸の候補が当選している。
新党を立ち上げて来年の都議選に挑戦するそうだ。
次の都知事を狙っているのかな。

ネットというかSNS、動画の影響力が大きくなっているのは間違いない。
良い面と悪い面がある。
大メディアに言論を支配されなくなるのは良いのだが、ネットの言説は無秩序である。

大メディアも最近、変わってきたように思える。
昔より良くなっていると感じる。
これにもネットの影響があるだろう。
偏向報道、時には捏造もあったが、変な報道をするとネットでボコボコに批判されるようになった。

大メディア、ネット、リアルの会話、すべてつながっている。
言論空間の形が変わってきた。

兵庫県知事選、対立候補があれなので良い結果だったと思うが、東京都知事選の結果には危うさを感じた。
投票率が上がるのは良いことなのだが、今後楽観はできないと私は思っている。

次は24日投開票の名古屋市長選である。
減税日本・保守党VS自公立国+知事連合
なんだこの包囲網は。
「減税VS既得権」と言ったほうが良いか。

地方自治の問題のひとつに監視の弱さ(関心の低さ)と税金の使い道がある。
以前書いた公金チューチューなど、無駄な支出がある。
すべての自治体を見たわけではないが、多くの謎の事業に細かく予算がついていたりする。
「多文化共生なんとか事業」
「カーボンニュートラルなんとか補助金」
「女性活躍なんとか助成金」
などなど。

金をまいておけば票になる。
癒着もおそらくあるだろう。
一部だけが得をする利権を肥大化させてはならない。
多少は仕方がないと個人的には思っているが、民間の負担が増え続け、経済が長く低迷している。
減税は景気対策であるのと同時に腐敗の抑制でもある。
地方が活力を取り戻すには地方自治の変革が必須であろう。

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