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【選挙】新興勢力の街頭演説が熱い。少数政党に未来はあるか

ここで言う「新興勢力」とは
参政党・れいわ新選組・日本保守党の3党のこと。

伸びるといっても数議席のレベルなのでいきなり政権を担うようなことはない。
伸びている理由は既成政党に期待が持てないことがまずひとつ。
そしてネットでの拡散がある。

参政党とれいわ新選組は街頭演説をショート動画に編集し、ネットに上げている。
X(旧Twitter)でもよく見かける。
Tik tokはあまり見ないのだが、チャンネル登録者は10万人単位であった。

チラッと見ると感情が揺さぶられるものや、「えー、そんなことがあるの?」と思うような、良くも悪くも刺激されるものが多い。

演説動画は党として出しているものもあれば、支持者(党員かも)が上げているものもあるだろう。
支持者がそれを拡散し、非支持者にも広がっていく。

参政党は勢いが落ち着いた感があるが、れいわ新選組は議席数を伸ばすと予想されている。
念のため、れいわ新選組は安全保障政策が無理なので支持できないし、おすすめしない。
だが、やり方はうまいと思う。
参政党も同じ。
感情を掻き立て、「えっ?」と思うようなことを言ったりする。

そして参政党はオレンジ、れいわ新選組はピンクだが、カラーを揃えることで仲間意識のようなものを醸成する。
「自分も入ってみようかな~」と思う人もいるのだろう。

日本保守党は演説動画の有効利用まではしていない。
人手が足らずできないものと思われる。
しかし、演説動画を見ていると熱気があり、新興3党の中で一番勢いがあると感じる。

街頭演説は以下のチャンネルで見れる。
https://www.youtube.com/@hosyutou-ouen/streams

ネットは空中戦、街頭演説(リアル)は地上戦と言われる。
ネットで政治を見ている層は一部である。
一部が盛り上がるとトレンドに上がったりして大騒ぎのように見えるが、あくまで一部であり、人数的にはさほど多くないのだ。

かつてDHCのネット番組が人気だったが、チャンネル登録者は100万人弱だった。
他にも保守系のYouTubeチャンネルが複数ある。
いわゆるネット保守は150万~250万人ほどだろう。
しかもバラバラでまとまりがない。

地上戦の街頭演説を空中戦のネットで使うというやり方で新興勢力は支持者を獲得している。
もちろんこれだけでは足りず、やはりリアルでの広がりが必要なのだが、新興勢力はネットでの支持がコアになっている。
マスコミに取り上げられないのでそうならざるを得ないのだが。

そして、新興勢力は「攻め」、既成政党は「守り」である。
「攻め」のほうが見ていて気持ちが良いのだ。
「守り」はどうしても歯切れが悪くなる。ちょっとミスをすると突っ込まれて既存の票が減る可能性があるので慎重にならざるを得ないのだ。

今回はれいわ新選組と日本保守党が伸びると予想されている。
数議席獲得してもやはり少数政党であり、マスコミに取り上げられることは少ないだろう。

少数政党のうちは「攻め(突き上げ)」で支持を得られるが、大きくなっていくにつれ、攻められる側になる。
そこにひとつ壁があるだろう。
れいわも保守党も勢いは確実にある。
少数政党で終わるか、大政党に育つか、答えがわかるのは10年以上先だが、楽しみでもあり、危うさも感じる。

れいわ、参政党、保守党ともに熱心な支持者が多い。
しばしば行き過ぎることもあるが、大きくなるにつれ落ち着いていくと私は見ている。
(ネットリンチはやめようね)

国会で数議席だと影響は小さいが、ネットの書き込みも政治に影響を与える時代となった。
危うくもあるが、上手に使えば良い方向に転ばせることも可能だ。

小さいうちは熱意だけでも良いかもしれないが、そこから先は戦略も必要になるだろう。
「単純保守」「限界保守」なんて言われないようにしよう。

#比例は日本保守党

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