『拝島』本、作成中(その1)
現在、架線舎出版で『拝島』本を作っています。
拝島は、東京都下にあるターミナル駅。
青梅線、八高線、五日市線、そして私鉄の西武拝島線と、4路線が通っています。
しかし4つも電車が通っているのに、なんとも地味な存在の駅です。東京都民でも、都心の方の住民は知らない人もいるのではないでしょうか。
おそらくは、東京都の、「他路線との乗り換えのある駅」の中で、乗降数の少なさで1,2を争うのではないでしょうか。
調べると、1日平均乗降数は、22874人。近くの乗換駅を調べると、西国分寺には22063人とかろうじて勝っていますが、玉川上水には29750人、武蔵境には47597人と、負けています(どれも、2020年の数字)。
国分寺、立川、八王子は、どうせ結果が分かっているから調べません。おそらく、桁が違うでしょう。
ちょっとこの手のライバルっぽい南武線の分倍河原を調べたら、なんと1日平均乗降数95000人。失礼いたしました! むしろ国分寺や立川がライバルですね。
青梅線には立川と、ここ拝島だけが乗り換えのある駅なので、子どもの頃はとても華やかに感じました。拝島に引っ越したいなぁと、いつも思っていました。
ガラガラガラとうるさい音をたてて長く停まっている八高線にポンと飛び乗って終点まで行ってみたいと思っていました。それを思ったのが小学校3年生くらいのとき。きっと実行したら、事件になっていたかもしれません。当時は高崎行きでした。
多くの路線が行き交っているのに、さえない。そのアンバランスさが、妙に好きなのです。
さえなさは、貨物列車からきているのかもしれません。とにかく貨物の多い駅だったのです。そのため、線路の数がやたらとありました。
これから何回か、『拝島』本の進捗状況を書いていきます。