師匠に渡す酒を買いに(後編)
『福生のビール小屋』は、小屋という言葉を謙遜の意味で使っているということがすぐに分かった。小屋という言葉から連想する、「掘っ建て小屋」とか「あばら家」というイメージがまったくないのだ。
ただ、その分、お値段は高めだ。ビールと食事だと、サラリーマンの平均的なランチの4、5倍はいってしまう。
せっかくなので、セットを。
これは前菜。特に右の玉子が美味しかった。
ビールはレッドアイ。飲んでいる途中で「あぁ写真写真!」と気づく。
レッドアイは店によって差が出る飲み物だ。雑なところは、単にドバドバとトマトジュースをビールを足すだけ。こちらは泡もきれいで、レモンも入って、ひと口目が美味しかった。
サラダ。美味しかったけど、店内が寒いのがちょっと残念。コロナ渦で開け放しているのは、でもしょうがないところ。
ピザはとても美味しかった。4種類のチーズを使っているとのこと。
ピザにはタバスコっぽいものもついてきたけど、辛くはなかった。でも、ビンの中に唐辛子が浮いていた。
2杯目は、ブルーベリー・エール。軽いです。フルーティーさはさほど感じなかったものの、軽くて一気に飲み干してしまいそう。
お肉料理も、食べてから「あっそうそう写真!」。ビール煮でやわらかい。
コーヒーを飲んで会計を済ませて、外に出ます。青空で、日差しが気持ちいい。
御神木に手を合わせ、さぁ帰るかと出口に向かうも、どうもなにか忘れているような気がする。なにげなく辺りを見まわし、
売店が。そうだ、師匠に酒を買うんだった!
売店の酒世羅さん。
ここで、『かめぐち』という敷地内限定品を購入。注文後に、瓶詰めするとのこと。
湯川さん家に持っていったら、720mlではどう考えても「最初はそのまま」で終わってしまう。「他には」なんて絶対ならないのだ。
せっかく来たのだからと、資料館を見学。
そして、石川酒造をあとにしました。
拝島駅ではちょうどやまどり号も見られて、ちょっとした買い物のつもりが全行程気持ちのおどる小旅行になったのだった。