青梅線のかわいそうなシカさん
東京の西の端を走る青梅線は、とても好きな路線。長く沿線に住み、愛着を持っています。
ただ最近、残念なのが、シカさんとの衝突。とても多い。
交通情報でそのことが出ると、まず、とてもいたたまれなくなる。とっても痛かっただろうにと。動物が事故に遭うという報は、多くの人の気持ちを暗くさせていることだろう。
それに、電車の方だって危ないのではないか。
奥多摩方面に運転していて、何度か鹿と会ったことがある。夜、道に出てきているのだ。
近くだととても大きく、おそらく車からでなかったら、動物好きとはいえ、多少の怖さは感じたことだろう。
あれが電車にぶつかるのだから、窓の破損や、脱線もあるのではないか。青梅線は「余部鉄橋か!」と思うような橋も数か所あり、脱線した場合、場所によっては大事故になってしまう。
なにか、いい手はないのだろうか?
素人考えだけど、電車の先に、触覚のような「棒」を取り付けるのはどうだろう。
「棒」は、ホンのちょっと力を受けただけで、すぐに外れるようにしておく。ウレタンのような、柔らかな素材が、できればいい。柔らかすぎると、へなってしまうだろうけど。
動物はなにしろ素早いので、電車の車体の前になにかに触れれば、その時点でどちらかに避けるのではないか。少なくとも、避ける率は上がるのではないか。
「棒」を外れやすく、柔らかい素材にしておけば、なにかで人にぶつかっても被害を出さないだろう。
外れて、どこかに行ってしまうと、その都度取り付けてコストがかかるので、上部からひもなどで結んでおく手もある。そうすれば、またそれを取り付ければいいだけだ。
これは、ホンの一例。いろいろと、現実的でない欠点もあるだろう。
なにもこんな素人アイデアを検討する必要などないけど、でも、なにかを考えてほしいと思う。
たしかに今、シカが増えて、そして奥地から出てきているのだと思う。それでいて、やっぱり東京都を走る路線だから、それなりの本数も走らせなければならない。接触する確率は高いと思う。
それでも、対策をとってほしいと思う。
動物が傷つくニュースを読むのは、つらいのです。ましてや愛着を持つ青梅線が、そうしているとなると、より心に響きます。