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8月13日の深夜放送分

 
(ラジオ日本 全米TOP40 the80’s Deluxe Edition を語る) 
 
 この回は1986年のチャート。1986年8月2日付け。
 この週の40位はKLYMAXX。聴いてていつも思うのだが、40位は不思議と、大ヒットした曲が止まらないポジションだ。番組は40位からスタートして上位へ向かってチャートを紹介していくが、40位は必ず曲をかける。そのオープニングにかける曲に、有名な曲はほとんどかからないのだ。いつも、小ヒットで終わった曲がかかる。
 上位にいった曲も、40位を通過しているはずなのだ。チャートを駆け上がるときと落ちていくときの2回。ビッグネームといえど、初登場が40位より上ということなど滅多にない。
 しかし、チャートの頂点に近づいた曲が40位というキリのいいポジションで止まったことはほとんどない。この番組はトップ10はすべて曲をかけるので、チャートを駆け上がった曲が『40位曲かけ』の恩恵にあずからなくてもいいのだが、ここまで有名曲がはずれると不思議に思う。チャートの上位までいった曲というのは、落ちるときはすごい落差でストーンと落ちるので40位に引っかからないのはよく分かるが、のぼっていくときに40位に立ち止まる確率は小ヒット曲と同じだと思うのだが……。
 
 39位からチャートの読み上げで、早くも34位で止まって『曲かけ』。デヴィッド・リー・ロスの「ヤンキーローズ」。その後一気に21位まで。そしてお便り紹介。ぼくは番組内容に興味があるから聴いているのだが、日本語解説の矢口清治さんのファンだから聴いているという側面もある。その矢口さん、「今もって」とちゃんと言ってくれている。「今だに」という言葉にすごく抵抗があるのだ(もちろん「未だに」なら気にならない)。気が合うなぁと思う人って、細かいところでも合うんだなぁとつくづく思う。
 この39位~21位はたいてい『曲かけ』が1曲なのだが、ぼく個人としては25位のフィックスがよかった。
 
 20位~11位の『曲かけ』は、16位のワム。
 そして10位からはすべて『曲かけ』で、10位はペットショップボーイズ「オポチュニティーズ」。矢口さんの解説は早口ながらとても分かりやすくて、「ウエストエンドガールズ」がナンバー1になったとはいえ、この2枚目のシングルの頃は彼らもまだ新人だったというようなことを言っていた。たしかに。まだ彼らはビッグネームとまではいかなかったので、チャートをゆっくり上がっていった。そのせいで、最高位の割には年間チャートがよかったことを記憶している。
 
 6位まで終わったところで、アルバムトップ10。リアルタイムで聴いていたときは、サントラはアルバムチャートから外せと強く思っていたが、そう思ってしまうくらいサントラが強い。この週の1位は『トップガン』。
 
 5位が現スリーピースバンドに、2位が脱退した元ボーカリスト。5位以内に同じバンド関係者が2つ。それ以外にも、この週のチャートには、38位に現スリーピースバンドのギタリストのバンド、そして32位に元ギタリストのバンドが入っている。ジェネシスだらけのこの週のチャート。
 
 1位はピーターセテラ。好きではないが、『曲かけ』後の矢口さんの解説を聞くと、ちょっと見方が変わる。いつもこの解説後には、思い入れのないアーティストにも、1位を取れてよかったね! という気持ちになる。
 

書き物が好きな人間なので、リアクションはどれも捻ったお礼文ですが、本心は素直にうれしいです。具体的に頂き物がある「サポート」だけは真面目に書こうと思いましたが、すみません、やはり捻ってあります。でも本心は、心から感謝しています。