衝撃のカスタード
カスタード、と聞いただけで心がときめく。生シューは生シューで、あっていいと思う。あってもいいとは思うけど、ぼくの口には入ってほしくない。必ずキャベツ(シュー)の中身をカスタードにして、入ってきてほしい。
ぼくが子どもの頃より、カスタードは格段に進歩している。子ども時分に美味しいと思っていたカスタードを、今食べたら、果たしてどうだろう。よくこんなものをうれしがって食べてたなぁと思ってしまうのではないだろうか。
そう思ってしまうくらい、カスタードは進化しているように感じる。水あめっぽい光沢などなく、ホロホロになっている。しっかり、手を抜かずに漉してあることが分かる。
もはやカスタードは、厳選しなくても美味しいものを食べられるな。そう思っていたところで、衝撃のカスタードを食べた。
フレデリック・カッセルさんの、ミルフィーユ。
挟まれているこの薄い生地でさえ、重みとなってヘタるくらいのなめらかさ。味だけでなく、食感もすばらしい。1個864円だが、充分に納得だ。
この角度の画像だと、ヘタりがよく分かる。ふわっとした舌触りだ。
正直、食べたら1日でも早く忘れてしまいたいケーキだ。でないと、他のカスタード物が食べられなくなってしまう。
こちらは季節ものの1品。とっても美味しい。ただ、カスタードが衝撃すぎて、こちらは少々霞んだ。この美味しいケーキを霞ませるくらい、ミルフィーユがすばらしかったということで、これはこれでとても美味しい。
タングラム。
チョコも好きなので、こちらも美味しくいただけた。この光沢どおりの濃い味のケーキ。
近寄って写すと、ケーキだと分からなくなってしまう。
土台の生地と粒々が、いい食感になる。
3品とも、丁寧に作られていることが分かるもの。しばらく食べずに眺めていたいと思ってしまうような、視界からも楽しませてくれるケーキだった。アート、といった感じ。
それでも、カスタードの味が他を凌駕してしまう。ホントにこれは、すぐさま忘れ去らなければならない。
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