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通訳7つ道具

メモ用ノート、4色ボールペン、印鑑、老眼鏡、のど飴、ハンドブック、イヤホン仕事に行く際に必ず持って行くもの。

メモ用ノート …これなしでは仕事にならない、と言っても過言でないくらい。一言も聞き漏らさない、という気迫を持って臨むので、メモが取れる紙ならなんでもオーケーとは、私は言い難い。

今のところのベストノートはこちら。Life clipper のB5サイズの 5m /mの方眼紙。これを横長の状態で使っている。なぜこのノートがオススメかというと、

リング式なので2つに折って使いやすい。警察通訳などをしていると、座って通訳できるとは限らない。歩きながらの時もあれば、車内で移動しながらということもある。机がないところ、立ったままでメモを取りながら通訳することもしばしばあるので、表紙が硬いので二つ折りにして立ったままでも紙面がたわまない。また早口で喋る相手が長時間続くと、話の途中でページがいっぱいになる際も次のページに移るのにリング式は便利である。常に同じ厚さ、硬さで書き続けられるので気が散らない。書きやすい。

A4やB4サイズも試したが、歩きながら片手で持つには私の肘と手首の大きさにフィットしないのでボツ。糸綴じのノートもホッチキス閉じも二つ折りの状態で使うには不向きな角度がでてくる。

また、似たような条件をクリアしている etranger di costarica corporation のノートも裏表紙が厚くて、安定感はあるのだが100枚のため重たい。タダでさえ重たいカバンなので、ここは50枚のノートが良い。また100枚になると、汚い殴り書きのメモとはいえ門外不出の内容を長期間持ち歩くことになるので、やはり50枚くらいでちょうど良い。

4色ボールペン… 黒、濃紺、赤、緑の Sarasa の 0.4mm を愛用。これが一番替芯を購入する際に100均でさえも扱っている汎用性と書きやすさよりこのブランドに。基本黒でメモを書いているが長時間の通訳で黒が尽きた時に濃紺の出番。ボールペンを変えなくてもすぐにプチっと押すだけで次の芯に変えられるので安心。黒2色入れていた時もあるが、色を変えた方がわかりやすい時もあるし、あと手帳は色分けしているので黒と濃紺。翻訳時に赤で書き込む時もあるので、赤もすぐに使えると便利。緑は後で振り返る時に覚えておいた方がいいかも、と思うような通訳の内容と別のメモは緑で記入。ちなみに手帳にはこの4色ボールペンを2本常に入れている。万が一に備えての予備持ち。

タガログ語(フィリピン語)において電子辞書がない。また通常の辞書ではまったくもって役に立たないので、常に法曹界発行の法廷通訳ハンドブックをカバンにいれている。後ろに用語集が載っているのでこれを辞書がわりのお守りとして持ち歩いている。

印鑑は通訳人の名前を記入する際や終了時間の確認に必ず押印するので、必須。これも外で確認、署名することもあるので朱肉スタンプのついたケースにいれている。もちろんシャチハタはNG。

イヤホンは電話通訳の際に使用。自宅で受ける際は誰もいないのでスピーカーフォン状態にしても可能だが、イヤホンの方が両手がフリーになり、また耳だけに集中できるため誰もいない自宅で受ける際にも基本的にはイヤホンで電話通訳を受ける。

あとは7つを超えるが……笑笑   歯ブラシセット。折りたたみ傘(被告と一緒に行動すると入り口と出口が異なることは多々あるので傘を取りに行けないことがある。)扇子やカイロ(冷暖房のない部屋、野外での通訳もあり)靴も安定のあるものの方が良い(上下2階くらいは階段移動を徹底している公務員多々あり)

あと、待ち時間が急にできたり、長時間待たないといけないことも多々あるので、時間潰し用の本を1冊。合間に他の仕事をしたり、ブログ書いたり用にiPadも常時持ち歩いております。

そんなわけで、今日も情熱と責任をパンパンに詰めたカバンを持って出動です。












世界平和は可能と信じてます💖