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語学は五感を使って
聞くだけで話せる。とにかく量をこなせ。速読必須。発音がすべて。いろんな手法が語学習得にいわれ、さまざまな教材がネットにもリアルにも販売されている。どれが1番早い?
語学は継続、そして文法、リスニング、発音… すべて必要。途方に暮れながらアプリや本などと向かい合う前に、よく考えてほしい。日本語はどうやって身につけたか。1歳の時に、まずはママ、まんま、と1語づつ話して、次に数ヶ月経ったら…なんて言える人はいない。そう、知らぬ間に身についた、が事実。
転んで痛いと、母親が痛いねー、涙が出てきたら、泣かないんだよ、と言われる。痛い、という感情が自然と“痛い”という言葉に結びつき、涙を流して悲しむ行為をすれば“泣いている”と表現されることを知ってきたのだ。
語学を覚えるときは頭ではない。五感を使って、覚えるのだ。
五感といっても、留学でもない限り、無理だよ…とおもうかもしれないが、日本にいても充分できる。
文法をインプットする時に
目で字を追いながら、想像しよう、その言葉を発している自分を。覚えながら相手が目の前にいると思って身振り手振りつけて、声を出して発音しよう。
耳をすませて、慣れない音に反応しよう。
口を動かす時に、鏡を前において、きちんと口角上がって発音しているか確認しよう。日本語はあまり口の周りを動かさなくても、舌を動かさなくても話せる。ツバが飛ぶくらいの勢いで、P B と発音しているか?動画を撮って、自分で見返してみよう。無表情で喋っていないか?相手にちゃんと通じるように、意味の区切りを意識して話しているか、動画に撮ると、よくわからる。
自分の舌に敏感になろう。
optimistic 楽観的 pessimistic 悲観的 単語を覚える時に、I’m optimistic. My sister is pessimistic. と、自分に関連付けたセンテンスを作って、実際に目に浮かべよう。私の場合は、姉がとても悲観的に考える人なので、この単語と姉の顔を結びつけて覚えた。ついでにI want to be optimistic. I like optimistic opinions. と、思いつく文を作り、1日何度も繰り返し口に出す。
これを机に向かっている時間以外も繰り返し、自分の五感すべてを語学に向けてみよう。すると、言葉が生きてくる。
1日の中で揺れ動く自分の感情と語学を結びつけよう。
何を思った?感じた?英語でなんて言えばいいんだろう?
触れたもの、臭ってきたもの、英語でどういう?すぐにググってみたら、答えはでてくる。
街を歩けば、観光客が話す言葉が聞こえてくる。駅や車内のアナウンスにも耳を澄ませてみよう。真似をしてみよう。視界に入るものに、耳に入ってくるものに、反応してみて、そのままおうむ返しに真似してみよう。
子どもが成長するように、幼稚な単語からで構わない。間違えを恐れない。聞こえるままに真似をしていこう。好奇心旺盛な子どものように。
街中でもいい、留学先でもいい、会話だけでなく顔の表情や声のトーンにも注目してみよう。ちょっとした仕草だって真似してみよう。言葉はすべて真似から覚えていってもいい。五感をフルに使え。
その昔、1度目の結婚をした時、市役所にいる判事の前で結婚の誓いを立てる式を行った。義姉の友人が市役所の職員で、準備をいろいろしてくれ、当日市役所の入り口で会った。
Hi! と挨拶をして、しばらくすると、彼が元ダンナに花嫁はどこだ?と聞く。
市役所での簡単な儀式だけで、ドレスもないので、私が当事者と思わなかったよう。私だよ!というと、
いやいや、あなたはフィリピン人でしょう、日本人じゃないでしょ、という。
タガログ語を話すけど、日本人よというと、彼は驚いて、
最初のhi ! という時にアゴをあげて会釈したからフィリピン人と思った、というのだ。日本人なら、hi! と挨拶した後、必ずお辞儀のような会釈をするはずだ、と。
これは全くの無意識の行動だったので、笑ってしまった。そう、私は言葉を常に意識して、周りの人が話している、トーン、スピード、単語のつなぎ方、会話の始め方を聞いていて、同時に態度や仕草も真似をして着た。それゆえにまるでフィリピン人のよう、と言われる話し方を、1年ほどで身につけることができたのだ。
23歳、英語もなんとかかんとかで、さらに3つ目の言語を学び始めた。完全に大人になってから。
そこからスタートしてフィリピンでも、のちに日本に帰国してからも、英語とタガログ語を使って仕事をしてきた。共通言語が英語の外資系銀行で課長として、多国籍なスタッフをまとめて仕事をしてきた。その際も常に五感を使って目を開き、耳を澄ませて、人と対峙してきたからである。
言葉はコミュニケーション。語学は教材の良し悪しよりも、自分の感覚のセンサーをいかに開いて磨いて発揮させるかにかかっている。
見たもの、聞いたもの、触れたもの、臭ったもの、口で味わったもの、すべてを動員しよう。語学を味方にしたいなら、五感を使え。
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