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今、自分にとっていちばん意味のあることをするために・・・Yoga、クラニオ編

こんにちは。
たけです。

メンタリストDaiGoさんがYouTubeにて、「2023年年始に読むと人生が変わる本」1位に紹介していた『The Long Game 〜今、自分にとっていちばん意味のあることをするために〜』を読みました。

その内容は、Yoga、クラニオセイクラルにも共通のことが言えるものでした。

Yoga、クラニオ、リハビリをしていて最近特に感じることがあります。

手軽なことに飛びつくあまりに、「長期的な視点」を多くの方が持てていないことです。

身体や心の問題も同じようなことが言えて、簡単に解決できることもありますが、本質的に変化を求めるなら長期戦略が必要です。

この本は、その『長期戦略』の大切さがわかる内容でした。

『The Long Time 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために』


SNSではショート動画が流行っていますよね。
TVからYouTube、TikTokとどんどんショート化の流れがある中で、この本は逆の発想。とても大事な視点を思い出させてくれる内容です。

『人生でもビジネスでも長期戦略の大事さがわかる本』として紹介されています。


ちょっと、一部抜粋して、身体に当てはまるように紹介したいと思います。


目先のことばかり考えていると、いわゆる「外観イノベーション」ばかり投資してしまう。外観イノベーションとは、「新しい箱につけるボタンは何色にしよう?」というような、形ばかりのイノベーションのことだ。ボタンの色を新しくしたところで、本質的には何も変わらない。長続きもしない。とはいえ、簡単にできることは事実であり、売上もほんの少しは伸びるかもしれない。
誰もがブレークスルーになるようなイノベーションを求めている。
10倍のリターンはとてつもなく魅力的だ。しかし問題は、そのようなイノベーションには時間がかかるということだ。

The Long Time  はじめにより抜粋


Yogaでは、「動きのはじまりは身体の中心からはじまる」とよく言います。

ですが、人の中心はとても大切な組織があるので、ストレスによる緊張や外敵から守ろうとする反応で硬くなってしまいがちです。中心からはじまる動きを体現するには、練習が必要で、時間を要します。

クラニオセイクラルでは、静けさの質が深くなることで、脳を含んだ中枢神経の動き、脳脊髄液の流れ、それを包む膜の質や可動性が表現されてきます。
その静かな質にも奥深さがあり、徐々に深みを増していくプロセスだったりします。

緊張が長く続いた現代のわたしたちは、すぐにそういった状態をとりもどすことは難しいものです。

ですが、身体って、本当は中心から動きがやってくるもので、その恩恵はとても大きいんです。
それが表現されてくると、身体本来の治癒力や柔らかい弾力を思い出し、心もすこやかに落ち着いていきます。

コツコツ時間をかけて練習したり、調整を繰り返し、リラックスの質を深めるプロセスを踏むことで、
『ブレークスルーになるようなイノベーション』
「中心からやってくる健やかさ」につながり直すことが可能なのです。

『イノベーションには時間がかかる』
長期的な視点が必要。わたしたちの体と心にも同じようなことが言えます。
それは、10倍のリターンの価値があります。


「究極的に企業が求めているのは利益であり、それが実現するのは10年単位だ。四半期単位で実現することではない」
長期で考えられる人だけが、その地点に到達することができる。
そして、その原則が当てはまるのは、世界有数の企業だけではない。私たち個人の仕事にも「長期的な思考」が必要だ。

The Long Time はじめにより抜粋


本当に大きな利益をえるためには、四半期単位で実現することではない。長期で考えられる人だけ…。

これも身体でも同じようなことが言えます。

手軽に問題を解決できるような触れ込みはとても魅力的に見えます。
簡単そうなことに飛びついて、効果的でないばかりか身体を壊してしまうことはよく見かけます。

無理なストレッチで体がグラグラになっているとか、過剰な筋トレで関節を痛めてしまうとか、本当によく見かけるんです。

長い目で見て、身体と心を健やかにしていく人は、長期で考えられる人です。

長期的な思考と、それに基づいた知識、実践練習をしてほしいといつも感じています。

ヨガのレッスンでも、長期的な視点に立つと、身体と心は長い時間をかけて作るプロセスと捉えることができます。

その取り組みかたは、短期的に見たら遠回りでも長期的に見ると必要なこともあるし、華やかではなく地味な取り組みも必要だったり、時間をかけるからこそ変化する組織があることも知るべきです。

ある程度自分で思考できる知識が役立つこともあります。

短期的に、「運動して痩せた」「筋肉がついた」「身体がやわらかくなった」と取り組むこともできますが、長期的な思考はまた別の側面を持っています。


すべての成功の裏には、渇望していたものがどうしても手に入らなかった瞬間がたくさんある。しかし、それと同じくらい、大切に味わいたくなる瞬間も経験するだろう。なかなか前に進めずにつらい思いをする瞬間、こんな努力は無意味だとさえ感じる瞬間が、後から思えば大きな意味を持つ。
私たちにとって「挑戦」とは「自分への挑戦」だ。誰にも気づかれず無視されていても、それでも前に進んでいく。世界がいつか自分の存在に気づくはずだと信じ続ける。

The Long Game はじめにより抜粋


なんでも順風満帆に進めばいいですが、いつも成功し続けるのは難しいことです。

スポーツでの結果や、Yogaのポーズでどうしてもできないポーズがあったり、渇望していたものが手に入らないことはたしかにあります。

でも、それを求めて進んでいくと、大切に味わいたくなるできごと、思いもしなかった身体感覚やエネルギーの知覚など、たくさんのギフトとも呼べる瞬間を経験するはずです。

長期的な思考を基にした挑戦は、身体の深部へのワークを必要とします。それは、とても繊細です。

無視され硬くなってしまった組織、トラウマによって作られた緊張、誤ったパターンの変化など、進みにくいことに取り組むことになるかもしれない。
逃げたくなるかもしれません。

けど、その挑戦によって、いつか本来の健全さをとりもどした自分の存在に気づいていくはずです。
後になって大きな意味を持つことなんです。


Yogaの実践や、クラニオセイクラルの知識や経験は、人の健全さに対して『長期的な思考』を育むことができます。

今から10年後に10倍の大きなリターンを得るために、とりくむべき姿勢が書かれた本『The Long Game 〜今、自分にとっていちばん意味のあることをするために〜』参考になります。

Yogaに取り組む方、クラニオセイクラル バイオダイナミクスに興味がある方にも、長期的な視点を持って自分の健全さを保つための取り組みをしてほしいと思います。

おすすめしたいと思います。

本の中から、はじめにより抜粋しました。
詳しい内容は本書で!



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