月光桌遊節(台湾)レポート(1) 出発直前
目次
・はじめに
・バネスト中野さんから聞いた台湾ボードゲーム事情
・美麗島卓遊と戦鼓社の出展辞退について
・Shadow MarketとDICE CON
はじめに
「アジアのボードゲームに世界一詳しくなる」という大それた目標を掲げた私は、衝動的に台湾の月光桌遊節への参加を決め、5月10日現在、台湾に持って行く荷物を準備しています。
今回の旅では、月光桌遊節への参加だけではなく、台湾のボードゲーム店やボードゲームカフェにも足を運ぶ予定です。
また、台湾の方々に日本のゲームを紹介することも視野に入れており、現在何を持って行くか吟味中です。あまり重い物を持って行く訳には行きませんし、ルールが複雑なゲームを中国語なり英語なりでインストできる気もしません。そうなると、「でんしゃクジラ」「オネズミ算」「ふくろと金貨」あたりに落ち着きそうです。
バネスト中野さんから聞いた台湾ボードゲーム事情
これだけでは記事として物足りないので、ゲームマーケット懇親会でバネストの中野さんから聞いた、台湾のボードゲーム事情について簡単に書きます。
彼によると、台湾のボードゲーム界はファミリー層が多めで、大金を使うヘビーゲーマーが少ないためにビジネス規模が小さいそうです。台湾パブリッシャーが日本のゲームマーケットに出展するのは、そのような環境下でどうやってゲームを売るかを模索する動きの一環であると中野さんは見ています。「台湾ボードゲーム事情を見てくれば、何故台湾のパブリッシャーが日本のゲームマーケットにブースを出すのかが分かる」ともおっしゃっていました。
美麗島風雲と戦鼓社の出展辞退について
話は変わって、月光桌遊節にまつわる、とある事件について。
中国・台湾のボードゲーム事情を紹介するnote記事、T.Mizutaniさんの記事に、このようなものがありました。
【コラム】芸術・歴史・政治 激動する台湾の社会派ボードゲーム
この記事の中で、月光桌遊節に参加予定だった美麗島風雲が、その作品「誰是強国人」で中国をパロディーの対象にした事に中国の戦鼓社が抗議し、双方が出展を辞退した経緯が書かれています。
私の感想は、「月光桌遊節で触れられるゲームが減って残念」これに尽きます。ただ、これは門外漢の無責任な感想で、それぞれの当事者にはどうしても譲れない信念があるのでしょう。
気がかりなのは、今後、政府などの圧力でこうしたパロディーの発表が制限される可能性です。そのような事態が起こらない事を祈るばかりです。
Shadow MarketとDICE CON
ところで、上海では6月にShadow Market、北京では8月DICE CONと言うイベントがあります。
詳しくは、以下の記事をご覧下さい。
8月のDICE CONには何とかお金を工面して行きたいと思っていますが、6月のShadow Marketは予算的に厳しいかなと思っています。
しかし、このnoteが売れて収入が入れば話は別です。
宣言します。
もし5月末までに私のnote記事の売り上げが3万円に達したら、上海のShadow Marketに行きます。
月光桌遊節レポートのマガジンが100部売れれば達成できる金額です。
私をShadow Marketに送り込みたい方は、是非私のnoteを買って下さい。
皆様のサポートは、私にとって非常に励みになります。 サポートが多ければ多いほど、私も奮起して記事を充実させます。