思い出の味と選ぶということ
最近、和菓子屋さんに行ってみました。
おまんじゅうが美味しいと評判だったので。
美味しかったです。
で、そこに落雁がありました。
落雁といえば、祖父が大雄山最乗寺によくお参りをしていたようで、お土産で、白い箱に入った、赤と白の落雁をよくもらった記憶があります。
今から、30年くらい前の話でしょうか?
僕の息子は、高校1年生になり、学校でお茶の授業がありまして、
そこで、今年の夏休みの宿題は、お茶に合う和菓子を2種選ぶこと。
あの落雁が頭をよぎりました。
で、色々と調べたのですが、当時、お参りの返礼で落雁を頂いていたようで、現在は別のものに変わっているとのこと。
そして、あの落雁を売っているところが見つかりませんでした。
最近は、ネットやAIで、お茶に合う和菓子なんて検索すればいくらでも出てきます。
でも、お茶とお菓子を何回も試食して、どれがあうのか、一つ一つ試していくことが、選ぶということだと思うんですよね。
お店に行って、お茶に合うものをください。でもいいでしょう。
ネットで、検索するもの構わない。
でも、やはり、自分の舌で感じた「これだっ」ってものを見つけてほしいなぁって思っています。
何事にも歴史があって、誰かがより良くしようって努力した積み重ねの上に、僕たちがいるわけで。
そういったことを考えられる高校生でいてほしいなぁと思いました。