人の過去を見るのか、可能性を信じるのか
こんにちは。
最近、IT派遣会社の人と出会うことが多いのですが、やはり会社員やフリーランス(自営業)は過去が見られるんだなと感じたので、それについて今回は書いていきます。
転職も似ていると思いますが、フリーランスSEが現場に入る時は、まずは面接で今までの経歴をして、その現場で活躍できることをアピールする必要があります。
人と話さなくていいと思ってSEになった方は、現場でも面接でも意外とコミュニケーション能力が必要なことに気付き、苦戦されるかもしれませんね。
面接で見られるのは、今までやって来た経歴・経験です。
他の業種がどうかは分かりませんが、SEだと自分の役職やポジションがどうだったかも聞かれることが多いです。
例えば、100人規模のPJ(プロジェクト)の中の開発チームでリーダーをやっていましたみたいな感じです。
20代や30代前半の若手が苦戦するのは、そもそも大手だと役職的にリーダーやマネージャーを経験することがないことです。
なんやかんやで年功序列が残っているので、20代がPM(プロジェクトマネージャー)で、メンバーが40代ということは基本的にあり得ません。
しかし、役職がなくてもリーダーのような仕事をすることは往々にしてあるわけです。
形上どうだったかに限らず、その人に興味を持ち、実際にどういう役割を担っていたかを見ることができれば、採用ミスは減っていくんじゃないのかなと思います。
僕も漏れなく体制図上はメンバーとして働くことが多かったですし、今は正社員ではないので、正社員の方のチームメンバーという形で入ることが多いです。
じゃあメンバー的なことしかできないかというと、1年目からオフィスで朝を迎えるようなハードな日々を乗り越えた経験や、本業だけでなくベンチャーを手伝ったり細かい仕事を入れると合計7個くらいしている身からすると、普通の人の2倍以上働いている自負はあるので、大体どんなことが来ても対応できると思っていますし、実際うまく回せています。
採用の問題点は、数十分で人を判断することが難しいことです。
最近リファラル採用が流行っているのはそういう理由だと思います。
雇う側もリスク回避に重きを置いていることが多いので、人の可能性を信じて採るというのが難しいのではないでしょうか。
世の社長に学歴が関係ないことが多いのを見ても分かる通り、過去だけで人を判断するのは安直だと思いますが、それしか情報がないから過去を見ざるを得ないのも事実なんだろうなと思います。
だったらもっと多くの人に会って、人を見抜く目を付けたらいいんじゃないの?とも思いますが、大体の人が面倒臭がってやりません。
その面倒なことにチャンスがあるにもかかわらず、多くの人がやらないのが現状です。
採用する側は人を見る力を付ける、採用される側はアピールする力を付ける、双方努力が大切なのは間違いありません。
その人が今こうなっているルーツを知るという意味で過去には興味がありますが、今までがどうとかではなく、その人の可能性やポテンシャルを見られる人間であり続けたいなと僕は思います。
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