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「レイシスト」・「テロリスト」の誤用

 ずーとずーっと前から続いている現象ではあるあ、所謂「差別の当たり屋」や、それを支援する左系活動家などが、「レイシズム」「レイシスト」という言葉を歪曲して使っているのを良くみかける。

 「レイシズム」("racism"), 「レイシスト」("racist") というのは、「人種」を意味する "race" から派生した語で、もし仮にモンゴロイドA が モンゴロイドB を差別したとしても、それは "racism" ではない。
 沖縄に行くと、米軍基地で働く白人黒人の米軍関係者たちの子供たちを乗せたスクールバスに罵声を浴びせて脅して、子供たちを泣かせているモンゴロイドの大人たちが居るが、ああいう行為は「レイシズム」("racism")、ああいう人たちは「レイシスト」("racist") と呼ぶに相応しい。

休日にビーチの清掃をする米軍関係者に嫌がらせをする「平和運動家」(自称)

 「レイシスト」「レイシズム」という言葉はその力が強く、米国では、(黒人を差別する白人の)「レイシスト」と認定された人は社会的に抹殺されるということが知られているので、「差別の当たり屋」や、それを支援する左系活動家などが それを利用すべく、その意味を歪曲して利用してきている。

 最近見かける、同様の現象に、「テロリスト」「テロリズム」という言葉の歪曲がある。

 例えば、現在、イスラエルと米国が協同でガザで行っている大量殺戮を指して、「イスラエルはテロリスト国家」などと表現することなどである。

 「テロリズム」("terrorism")とは、[「恐怖」を意味する "terror" から派生した語で、政治的な目的を達成する為に 恐怖心("terror")を煽る暴力的手段を用いて脅す行為を言う。

 現在、イスラエルと米国が協同でガザで行っているのは、ガザ(Gaza)のパレスチナ人を皆殺し("Ethnic Cleansing")することで「最終的解決」("die Endlösung") を目指すことであって、パレスチナ人たちを脅そうとしているものではない。こういう行為はテロリズムではない。

 また、イスラム教原理主義者の「ジハード」(جهاد‎ jihād)を「テロリズム」と呼ぶのも間違いである。彼らは、コーランに書いてあることを実行しようとしているだけで、異教徒を脅すためにやっているのではないので、これも「テロリズム」ではない。

コーラン
The Quran

 差別はみんなレイシズムだぁ、危険な行為はみんなテロリズムだぁ、とかいうような雑な話ではないんである。

 独りよがりの勝手な正義感の都合で、言葉の意味・用法を勝手に変更してしまう人たちが居る。私は、言葉の第1の用法は考える道具であると考えており、ガタつく道具は使えないから、私は、言葉の意味・用法を勝手に変更してしまう行為には非常に迷惑している。こういう人たちは、右にも左にもいるが、どちらかと言うと、左に多いように私には見える。

 Terrorism is an attempt to control a target by creating a sense of terror. Therefore, neither genocidal mass killing for cleansing nor jihad should be considered as terrorism.

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