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問題と見せかけた、助け船に気付けるように

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【今週の自戒】
問題と見せかけた、助け船に気付けるように

新緑の季節本当に気持ち良い時期です。
先日、この季節に違和感を感じる場所を通りました。

都心のど真ん中、立派な事務所ビル
たくさんの人通りがある歩道
そのビルの縁のほとんどに大量の枯れ葉が
掃除もされることなく恐らく昨年のままに。

そのビルの入居者は自社ビル一社一棟で
活用している。詳細は知りませんが、
恐らく関わる人々が毎日1000人単位で
出入りしているくらいの立派なビル。
その会社の役員もこのビルで執務をしているはず、
社員さんもたくさん。
しかし誰も気づかない。声も上がらない。
清掃する人の責任だ、自分は関せずで半年が過ぎていく。
そんなところか。

他方、私の懇意な経営者さん
毎朝、自ら誰にも言わず、
会社周囲を一人で掃除していました。
今は、自主的に参加する社員さんも多いと聞きます。
ルールを決めずとも、自主的に掃除の習慣があり
会社社内もいつも綺麗です。
清掃会社さんに頼むこともなく。
掃除も仕事のうち、小さな気づき、掃除しながら
いろんなコミュニケーションも生まれているそうです。

大した問題ではないのかもしれませんが
小さな問題も見過ごせば大きな問題にも
気付けない。
問題と見せかけた助け船に気付ける毎日に。
助け船と感じる人は、気遣いができる人
感謝ができる人。
たくさん助け船を見つけられる1週間に
今週も
よろしくお願い申し上げます。

【「気づかい」は人生を変える】
井上裕之氏の心に響く言葉より…

人生でチャンスをつかむために、「育ち」や「学歴」は関係ありません。
必要なのは、人に自分を好きになってもらうこと、「応援したい」と思ってもらえる人になること。
それだけだと思います。
そのために必要なのが、「ちょっとした気づかい」です。

気づかいとは、「何かを受け取ったら感謝をする」「相手の記念日に贈り物をする」「相手がよろこぶことを行動で示す」ことなどです。
誰にでもできるかんたんなことですが、これが人生を変えていきます。
しかし、こうした気づかいをほとんどの人がしていません。

今は、「ビジネスで贈り物をするのはタブー」のような風潮もあります。
私は、常々、「人と違うことをする」ことの大切さを伝えています。
人と違うことをして、自分にしかできない価値を生み出すことで人生が変わっていくからです。
どんどん気づかいをしてください。

できれば、質を高くしていきましょう。
高価じゃなくていいので、心のこもった贈り物をしましょう。
給料が安いのなら、安いなりにやりくりして、気づかいをする方法を見つけてください。
うまくやりくりできた人が人生のチャンスをつかんでいきます。

自分の人生を振り返ったときに、今の仕事があり、他の人がなかなかできない業績を上げることができるようになってきたのは、多くの、そして、大きなチャンスをいろんな人からいただいたからだと思います。
そして、チャンスをもらえたのは、気づかいをしてきたからです。
「私の人生を変えてきたのは、相手を思いやる気づかいだけ」 こういっても過言ではありません。
気づかいに能力や才能は関係ありません。
ただ、あなたの中にある「人に対するやさしさや思いやり」をもっと表に出してみてください。
そうすれば、誰でも自然と「気づかい上手」になれます。

『本物の気づかい』ディスカヴァー

元京都大学総長の故平澤興さんは、論語の一節がお好きだったようで、 著作や講演によく引用されています。

子貢(しこう)は聞いた。
「先生、たった一語で、一生それを守っておれば間違いのない人生が送れる、 そういう言葉がありますか」
孔子は、 「それは、恕(じょ)かな(其恕可)」と答える。
孔子が「恕なり(其恕也)」と断定せず、「恕か」と曖昧(あいまい)に答えたところに、 なんとも味わい深い孔子の人柄を感じる、と平澤さんは述べておられる。
自分がされたくないことは人にはしてはならない、それが恕だ、と孔子は説いた。
つまりは思いやりということである。 他を受け容れ、認め、許し、その気持を思いやる。
自分のことと同じように人のことを考える。
そのことこそ、人生で一番大切なことだと孔子は教えたのである。
以上(小さな人生論 2/致知出版)より

まさに、井上裕之氏の述べている『「気づかい」は人生を変える』と同じです。
これさえ守っていれば間違いのない人生が送れる…
『「気づかい」は人生を変える』という言葉を胸に刻みたいと思います。

上記の【「気づかい」は人生を変える】については人の心に灯をともすより引用しています。

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