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「日能研についていけないから中学受験撤退」はもったいない!偏差値60未満の学校を狙うならどの塾がいいか
Xをみていたら、「日能研に通っていた子どもが限界に達してしまったので中学受験を撤退する」という旨の投稿がありました。
これと同じケースをたまに耳にします。
「日能研でついていけなくなったから中学受験を撤退する」
なぜ、そうなるのでしょうか。
SAPIXや四谷大塚ならば「ちょっと塾の内容が難しすぎるのかな。ほかの塾にするか」とまずは転塾を考えるはずです。
ところが日能研に通っている場合、日能研で無理ならもう中学受験は駄目だという発想をする方がでてきます。
日能研についていけないなら、中学受験は無理。
それは全然違いますよ!
日能研偏差値は四谷大塚偏差値と同じぐらいですよね、つまり、日能研は中学受験の平均的な学力層の生徒が集まる塾であり、小学生全体の中でみるとかなりの高学力集団なんです。
その日能研についていけないのは別に普通のことです。大半の小学生は日能研についていけません。
学力面だけではなく、ちょっと独特なテキストなので合わないケースもあるんですよ。
ですから、日能研で苦戦したから中学受験から撤退をするのはもったいないです。
塾を変えてみるのも手だと思います。
そこで今回は中堅校(偏差値60未満)を狙うのに、どの塾がいいか問題を検証しましょう。
中堅校への合格を目指す場合、日能研か栄光ゼミナールの選択になるケースが多いでしょう。
このふたつは中学受験の最大手ですから校舎数が多いですからね。
このふたつは最大手なのでちゃんとした組織です。
2024年度、日能研は筑駒合格者が8名。
「えっ?そんなに少ないの?」と驚かれる保護者さんも多いでしょう。
そうです、少ないです。その数字を隠さずに公表するのが「ちゃんとした組織」たる由縁です。
日能研は模試をやっているので、成績最上位の他塾生のママに電話して「うちに来たら無料にしますよ。
授業がない日に敏腕講師がマンツーマンで指導します」といって、最上位層を連れてきたら筑駒や開成の合格者は増やせます。
それをしないのは真っ当だからです。
「偏差値が高い学校に行くのが善」という間違った思想も植えつけません。子どもを預ける先として安心感があります。
まず、少し高めの設定で「雙葉や白百合を受けたいけれど無理はしない」「芝やサレジオに入れたいけど無理はしない」という場合を考えてみましょう。
栄光ゼミナールのテキスト新演習は四谷大塚偏差値60までと公言しています。
芝は偏差値59(2月1日)なので新演習でもいいわけです(近年、芝の算数は難化しているのでそこはちょっと対策が必要ですが)、
雙葉も基礎的な問題しかでないので新演習でも実は対応はできると思います(6年生以降に志望別で鍛えていく必要はありますが)。
日本を代表する大手教育産業Z会(栄光はZ会の傘下)ホールディングスが制作しているテキストなので洗練されています。
普通の小学生が読んでも理解できるようにふりがなも多く、説明で取りあげる例も分かりやすいです。
では芝や雙葉を「無理をしない範囲で受けたい」という場合、栄光ゼミナールでいいのでしょうか。
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