#5 イギリスで学んだ 〝他人の感情〟 との付き合い方 ~他人から自分を守る方法~
こんにちは、イギリス在住のゆきなです。
今日は自分なりに少しずつ解決の糸口を見つけつつある、『他人の感情との付き合い方~他人から自分を守る方法~』についてシェアさせていただきたいと思います。
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うまくいかないことだらけ
「外国人」というハンデ
海外で暮らしていると、外国人であるからこそのメリットとデメリットを日々感じます。その中でもデメリットばかりを大きく感じてしまうのが「家探し」と「仕事探し」です。
現在、家と仕事を探しています。
家探しは、場所や条件関係なく探せればもう少し楽に進んでいくのですが、私の場合は『犬を飼える』という必須条件があるため、家探しのハードルはだいぶ高いです。
仕事探しは、需要と供給のバランスがただでさえとれていないのですが、車・免許必須や大学卒業などの資格の問題で、これもまた私にとってはハードルが高いです。
応募、応募、応募の日々…
家探しにも仕事探しにもいえることなのですが、最低条件がクリアされているところにはとにかく応募しまくるしか方法がありません。
とにかく応募。
最初は断られることでいちいちダメージを受けていたのですが、少しずつ慣れてきて今ではそこまでひどいダメージを受けることはなくなりました。
ダメ元で応募しまくる。返信は〝抽選〟で送られてくる、くらい楽観的なイメージを無理やり持たせて「自分の欠陥」のせいではないということにしています。もちろん、英語力やスキルなどできる限りのことは改善していくのですが、自分の責任だと考えないようにしています。
そうはいっても…
そうはいっても、断られると落ち込むし、うまくいっていた交渉がダメになると凹みます。そこで私は、改めて「他人の感情との付き合い方」と向き合うことにしました。
自分を他人と切り分け、救う。
ガサツな人間の餌食にさせない
他人の感情に巻き込まれて傷つく…。
なぜ深く傷ついてしまうのか、なぜ回復に時間がかかるのか… 他人から感情をぶつけられた時、自分はどんな状態になっているのか。
これらを改めて考えて思ったんです。
もののけ姫がたたり神のウネウネに飲み込まれ、死にそうになっている… あの状態に自分はなってしまっている、と。
そこでまずやるようにしたのが、他人の問題に巻き込まれた自分を救い出すこと。アシタカがもののけ姫をあのウネウネから救い出したように、自分を他人の問題の中から救い出す。具体的な行動としては、切り離すことです。
「あなたは失礼でダメな人間だ」と言われたとしましょう。(コレは実際になんども言われた言葉です…😞)
Step1. 主語をつけて「あなた」を消す
この言葉を言った主を仮にAさんとしましょう。Aさんに「あなたは失礼でダメな人間だ」と言われたとします。そしたら、まずこの文章の最初のところに主語をつけ、あなたを消します。そして、文章の最後に「と言った」という行動をつけます。(テキストで送られてきたときは、「とテキストした」と続けます)
Aさんは「ダメな人間だ」と言った。
この文章だけをみると、Aさんが「ダメな人間だ」と言っている場面だけがイメージされませんか?
そうすると、絵本の中の話のように自分と相手の間に距離ができます。この距離を感じられた状態が、救い出された状態です。
Step2. 理屈で理解して自分を回復させる
救い出しただけで終わりではありません。このままでは瀕死の状態なので、ここから回復のプロセスに入ります。アシタカがもののけ姫を生命の泉につけて助けたように、自分を助けてあげなければなりません。
回復への一番の近道、それは『理屈で理解し切ること』です。
もちろん、100%完璧に理解することはできませんが「相手がなぜ、あんな理不尽なことをするのか」を知っておくことで回復のスピードは格段に上がります。
相手があなたに感情をぶつけ、これまでの人生や人間性、将来までもを否定し暴言を吐く理由。
それは、自分の中にたまった不平不満文句を、全てあなたの人生や人間性のせいにすることで「自分は優れた人間だ」という暗示をかけているから、です。
感情をぶつけ否定してくる人間のほとんどが、完全にといっていいほど無意識にこのメカニズムを活用しています。そして、他人を利用して自分を強化するメカニズムを発動する理由。
それは、容量が小さい人間だから。
人間の容量は、目標に向かって努力したり行動したり、さまざまな経験を積んだり、失敗から学び成長することで、少しずつ増えていきます。
「がんばる」ことから逃げた人間
自分の不愉快や不平不満に相手を巻き込む人間は、がんばること(=成長すること)から逃げた人間です。いつから逃げているかは人それぞれで、子どもの頃から逃げ続けている人もいれば、若い頃はがんばっていたけれど、年を取るにつれて辞めてしまった人もいます。
成長することから逃げれば、不平不満・鬱屈した気持ちが消えることは永遠にありません。
このままでは永遠に良くならないと本人たちの脳の底はわかっているので、余計にイライラし、感情に巻き込むことで相手を傷つける暴力はどんどん、どんどん加速していきます。
こうなったらもう手遅れです。
相手を変えることは永遠にできない
自分を心地良くしてくれるのは、他の誰でもなく〝自分自身〟です。それを誰かに求め続けているうちは、その人が変わることはできません。
どれだけ大切な人でも、身近な人でも、変えることはできません。変えることはできないどころか、こちらがズタボロになって死んでしまいます。
こちらがボロボロに傷つくような相手とは、関わるべきではありません。
結論
自分から切り分け、メカニズムを知り、成長から逃げているちっぽけな人間だと知ることで、わたしの心はだいぶ守られるようになりました。
あまりにも強い言葉を吐かれることもあるので、落ち込んだり、傷ついたり、凹んだりはしますが、回復までの期間は半分以下に短縮することができています。
海外での生活は、トラブルと困難と失敗だらけ。「うまくいったことなんてあったっけ?」と思ってしまうほど、大変な経験ばかりです。
それでも私は、イギリスが好き。海外が好き。
「もうダメだ、死んでしまいたい…」とひどく落ち込むこともありますが、それでもぼちぼち生きていこうと思います。たまにはラッキーも見つけながら。
おまけ
「イギリスの料理はまずい」という噂が日本では流れていますが… 私はそうは思いません(笑)
好きなソースで自分なりに味付けして食べるというのが文化としてあるので、元の味は若干薄めで、料理によってはめちゃくちゃオイリーなだけで、まずいわけではありません。
写真の料理は、朝ごはんとしてホテルで提供されるくらいメジャーなメニューなのですが、このカフェの味付けとオイル感はちょうどよくて大好きです✨
ちなみにこのカフェは ↑こちら です。
雰囲気もとってもよくてすっかり常連になってしまいました。イギリス旅行の際はぜひ行ってみてください♪
シェイクスピアの生まれ故郷として有名な、ストラトフォードにも同じカフェがあり、そちらもとってもおしゃれでいい感じの雰囲気でした✨
さいごに
実はわたし、虐待・いじめ・毒親育ち・発達障害のためのライフコーチとして活動しています。〝普通〟がわからなくて、できなくて毎日が苦しい… けど、どうしていいかわからない。いろいろ試してもうまくいかず悩んでいる…。そんなあなたは私の同志です!
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最後までお読みいただきありがとうございました!
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