ニュートヨタクラウンを見て考える、伝統と革新。岡崎市のオーダーメイド家具屋 杉田木工所。
毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。
トヨタ自動車さんの看板車種であります、
トヨタ クラウンが全面改良されました。
家具屋 杉田も生まれも育ちも愛知県でして
トヨタ自動車さんは家具屋 杉田が子供頃から
慣れ親しんでいる会社さんであります。
家具屋 杉田も子供の頃から「トヨタ クラウン」という車が
高級車で特別なクルマと教えられたと言いますが、自然と
そう見えるように育ちました。
家具屋 杉田の父は、中古車を結構何台も乗り換えて
自動車を所有して参りました。
中でも、父が乗っていたスバル360は、
子どもながらに家具屋 杉田の印象にいちばん
残っているクルマであります。
父はスポーツカーが好きでフェアレディZが憧れのクルマで
所有することはありませんでしたが、今でも思入れは
あるのではと思っております。
なので、クラウンというクルマは家具屋 杉田もあまり
思入れはありません。ただ、トヨタ自動車さんのフラッグシップカー
であったという見方はしております。
そのクラウンが変わりました。
家具屋 杉田の周りに居ました
古くからずっとクラウンに乗っている先輩方は
ほぼ鬼籍に入られました。
セルシオというトヨタさんの世界戦略車が登場して
レクサスに進化。そのレクサスに乗っている先輩が
少し居ます。
トヨタさんの最高ブランド車であったクラウンが
その王位をレクサスに譲りクラウンのポジションや
立ち位置が曖昧なまま昨日まで来ていたと思います。
家具屋 杉田も2代目でして
初代から引き継いだものとあたらしくはじめたものと
ございます。
伝統なんておこがましいものはありませんが
いつも胸に刻んでいるのは、刺さっているものは
「現状維持は衰退を意味する。」
何を継続して、何をやめて、何をはじめるか。
杉田木工所を引き継いでからずっと考えております。
どちらかというといろいろと既存のものは変えたい、
やめたい、あらたなものにしたいという意識が
家具屋 杉田は強うございます。
比較のするのも申し訳ないぐらいですが
今回のトヨタ クラウンの開発から完成まで
たくさんの葛藤があったものと推察いたします。
エンジニアさんに若手の登用があったり
最近は、クラウンエステートもありますが
ずっとほぼセダンで勝負してきた
愛知の成功者が乗るステイタスシンボルであります。
過去の栄光から来るエンジニアへのプレッシャーは凄く、
クラウンというブランドを無くさないように
ある程度の販売台数を維持するという命題を突き付けられての
開発は重かったと推察いたします。
発表されたニュークラウンは
既存のお客様たちのなかでも意見が分かれ
アンチ派を生んでしまうかもしれません。
それでも、現行のトヨタ クラウンチームが出してきた
ima(今)のクラウンです。
正解はないと思います。
予定販売台数に達するか、それ以上に売れれば
あたらしい「クラウン」ブランドの確立です。
このニュークラウンを見ていて
伝統と革新の意味や体現を家具屋 杉田なりに
学んだと思っております。
16代目のトヨタ クラウンの成功と
ブランドポジションの確率を願っております。
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