レビュー:2018:J2:第12節:A:vsジェフユナイテッド千葉「スコア以上の完敗」
千葉vs岡山:1−0
得点者:11船山 貴之
観客数:10,514人
1、チーム情報
評価基準
良:1~5:悪
審判
主審:岡 宏道:2.5
副審:武部 陽介、金井 清一:2.5
第4の審判員:藤澤 達也:2.5
A:岡山
監督
長澤 徹:3.0
スタメン
24赤嶺 真吾:3.0
19仲間 隼斗:3.0、18齊藤 和樹:3.0
25武田 将平:3.0、8塚川 孝輝:3.0、14上田 康太:3.0、21椋原 健太:2.5
6喜山 康平:2.5、4濱田 水輝:3.5、3後藤 圭太:3.0
22一森 純:2.5
リザーブ
GK:13金山 隼樹
DF:31下口 稚葉
MF:15末𠮷 隼也、7伊藤 大介、10大竹 洋平
FW:16リカルド・エンリケ・ダ・シルバ・ドス・サントス(リカルド・サントス)、32福元 友哉
途中交代
18齊藤 和樹→7伊藤 大介:3.0
19仲間 隼斗→16リカルド・エンリケ・ダ・シルバ・ドス・サントス(リカルド・サントス):3.0
25武田 将平→10大竹 洋平:3.0
H:千葉
監督
フアン・エドゥアルド・エスナイデル(フアン・スナイデル):2.5
スタメン
50指宿 洋史:3.0、11船山 貴之:2.5
13為田 大貴:2.5、20矢田 旭:2.5
18熊谷 アンドリュー:2.5、10町田 也真人:2.5
21ホルヘ・マルティン・サリナス・マルティネス(ホルヘ・サリーナス):2.5、5増嶋 竜也:2.5、3近藤 直也:2.5、25茶島 雄介:2.5
23佐藤 優也:2.5
リザーブ
GK:29高木和 徹
DF:4エベルト、16鳥海 晃司
MF:7佐藤 勇人、14小島 秀仁
FW:8清武
途中交代
50指宿 洋史→9ラリベイ:2.5
13為田 大貴→4エベルト:評価不可
11船山 貴之→9清武 功暉:評価不可
2、得点経過
H:千葉:1−0:11船山 貴之
8塚川 孝輝の良い守備から6喜山 康平の楔形パスが18斎藤 和樹に通りますが、18齊藤 和樹の19仲間 隼斗の連携がずれると、逆に上がろうとした岡山選手のスペースへのスルーパスが出されて11船山 貴之に通されます。11船山 貴之が一度クロスまで行きますが、対応した6喜山 康平がブロック。しかし、再び11船山 貴之の下へ行くと、再びクロスを入れられます。これが、22一森 純の頭の上を越えて行くと、ファーサイドのポストバーに当たって、ゴールラインを越えてゴールイン。
3、数値評
評価基準
良:A~E:悪
A:岡山
攻撃評価:D
守備評価:C
采配評価:C
総合評価:C
H:千葉
攻撃評価:C
守備評価:A
采配評価:C
総合評価:B
4、文章評
Q.1「連戦の関係でスタメンに変化があったか。またその効果は。」
A.「11三村 真→25武田 将平で、大きな変化はなかった。」
Q.2「熊本戦で、守備の隙を突いて攻める事が出来たが、同様にパスを繋いで高いラインの千葉に対して、どこまで戦えるか。」
A.「サッカーが変わっていて重心が低くなっており、攻守のバランスがより良くなっていた事で、その隙が無く攻め手に欠いた。」
Q.3「千葉のコンパクトな布陣のハイプレスに対して、どこまでゲームメークできるか。」
A.「重心は低くなっていたもののコンパクトに保たれた上にハイプレスとポゼッションで、攻守に渡って主導権を握られてしまいゲームメークが、ほぼ出来なかった。」
Q.4「千葉の注目選手(18熊谷 アンドリュー、25茶島 雄介、3近藤 直也)に対してどこまで戦えたか。」
A.「18熊谷 アンドリューが、攻守で中盤を引き締めて、なかなか有効な攻め手を作らせてもらえなかった。
25茶島 雄介が右SBとして出場し、技術と視野の広さを活かした組み立てで、千葉のポゼッションサッカーを支える一人として仕事をさせてしまった上にシュートまで打たれるなど、機能具合の上で及ばなかった。
3近藤 直也にDFリーダーとして空中戦と地上戦で強さを見せられて、決定機を作らせて貰えなかった。」
Q.5「ホームに強い千葉のホームで、岡山が初勝利することができるかどうか。」
A.「4濱田 水輝の退場があるなど、歴史的勝利はならなかった。」
P.1「似たサッカーこの部分の差が、最終的に勝敗を分ける」
前線からの献身的な守備と守備陣の屈強さ。1点を争うゲームでの強さは高いものがある。チームとしてまだまだ足りない物を痛感した試合でした。やはり今季も難しいのか。そういった不安も感じた試合でした。
P.2「前で持てなかった試合」
この試合敵陣地でボールを持つ時間が極端に短かった。千葉の選手の高い技術と組織的な連携により、岡山のハイプレスがほぼ機能しなかった。なかなか取り処が見つけられず、押し込まれた事で、攻撃機会が限られた。
岡山は、ここまでハイプレスにより高い位置でボールを奪うと、そのまま良い形を作ってセットプレーの機会を作って押し込む事で勝ってきた。しかし、千葉クラスになると、高い位置でボールを奪って、数的有利を作ってファールを誘発することやシュートまで行ってCKを得たりすることができなかった。
岡山の実力不足を改めて感じた共に、こういったサッカーが出来れば、もっと強くなれる。そう感じた試合でもありました。
岡山の指針として敵陣のプレー時間帯をどれだけ長くするかという方向性で、ハードワークし、戦っていく事が大事だと思います。
5、試合評
Man Of the Match(MOM):11船山 貴之(千葉)
Most Impressive Player(MIP):6喜山 康平(岡山)
満足度:4点(10点満点)
6、試合後通算対戦成績(vs千葉)
通算対戦成績(J2)
A:岡山:6勝(13得点):2分:(19得点)9勝:千葉:H
会場別(岡山視点)
H:シティライトスタジアム:6勝0分2敗
A:フクダ電子アリーナ:0勝2分7敗
7、今季の成績
勝敗(12/42)
7勝3分2敗(2位:勝ち点24)
得失点
13得点5失点(+8)
ホームスコア(6試合:4勝1分1敗:8得点2失点)
1-0×2、3-0×1、3-1×1、0−0×1、0-1×1
アウェースコア(6試合:3勝2分1敗:5得点3失点)
0-1×3、1-1×2、1-0×1
ゴール(全13ゴール)
3後藤 圭太×1(頭1)、4濱田 水輝×2(頭2)、6喜山 康平×1(頭1)、8塚川 孝輝×2(頭1、右足ミドル1)、14上田 康太×2(FK左足2)、18齊藤 和樹×1(PK右足1)、24赤嶺 真吾×1(左足ボレー)、19仲間 隼斗×1(頭1)、33阿部 海人×1(左足1)、オウンゴール×1(足1)
アシスト(全9アシスト)
8塚川 孝輝×2(頭1、右足1)、9李 勇載×1(右足1)、14上田 康太×3(FK左足2、クロス左足1)、18齊藤 和樹×1(右足1)、19仲間 隼斗×1(左足1)、24赤嶺 真吾×1(パス右足1)
得点の形(全13ゴール:流れ×4、セットプレー×9)
クロス→左足ボレー×1、クロス→頭×1、FK→頭×2、左足直接FK×2、FK→混戦→左足×1、CK→混戦→頭×1、速攻→ポストプレー→右足ミドル×1、CK→2次クロス→頭×1、PK(右足)×1、クロス→オウンゴール×1、ロングスロー→混戦→頭×1
失点(全5失点:流れ×3、セットプレー×2)
CK→ショートコーナー→右足(ミドル)×1、PK×1、左足(フリック)→頭×1、右足(クロス)→頭×1、右足(クロスが直接)×1
得点時間帯(13得点:前半×7、後半×6)
1分~15分×1、16分~30分×3、31分~45分×3、前半AT
46分~60分×4、61分~75分×2、76分~90分、後半AT
失点時間帯(5失点:前半×3、後半×2)
1分~15分×1、16分~30分×2、31分×45分、前半AT
46分~60分×1、61分~75分、76分~90分×1、後半AT
岡山から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭(Masaaki Sugino)
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自分の感じた事を大事にしつつ、サッカーを中心に記事を投稿しています。今後とも、よろしくお願いいたします。