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公明党 杉並区議団よりアンケートの回答が来ました!

アンケートの経緯

杉並の児童館存続を願う保護者連絡会では、全杉並区議の皆様にアンケートを4月12日にお願いしました。締め切りを4月26日とさせてもらい、頂いた回答を取りまとめて、6月4日に公開しました。
(詳細は、☟にあります。)

その際、回答を頂けなかった会派、区議の方も多く、区民の声を行政や区議に届ける難しさを実感していました。
議会でも、田中区長は「理の無い声はたとえ大人数でも私は聴かない、理のある声なら一人でも聴く」と答弁されており、大変ショッキングでした。

田中区政を後押しする自民党や公明党をはじめ、立憲民主党の半分、生活ネット会派なども児童館全廃に賛成する中で、私達保護者の願いはなかなか届かないもどかしさを感じながらも、私達は、諦めずに杉並の宝である児童館を守りたいという願いは持ち続けたいと思っています。
引き続き、よろしくお願いします。

本題。公明党杉並区議団から回答が来ました!

#児童館を守りたい
それを合言葉に、Twitterを中心に活動している中、少しづつ協力してくださる方が現れました。本当にありがとうございます。
そのおかげと思います。
公明党の北区議から、4月12日にお願いしたアンケートのお願いメールにお返事を頂きました。
アンケートの回答と言う形ではなく、見解を文書で頂きました。
全文を、以下に掲載させて頂きます。
(お返事いただいた北区議、公明党杉並区議団の皆様ありがとうございました)

正直な想いとしては、貴重な子どもが主役の居場所であり、異年齢とも関る成長の場、様々な遊びから社会性や学びもある場、様々な家庭環境の子どものセーフティネットでもある児童館を廃止してよい理由については、この文書には書かれていないと感じました。
子どもの権利を尊重するならば、小学校の中だけに小学生の放課後を押し込めることはあってはならないと思います。

引き続き、私達は #児童館を守りたい を訴えていきたいと思います。

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杉並の児童館存続を願う保護者連絡会御中

                        令和3年7月

                       杉並区議会公明党
                       幹事長 島田敏光


杉並区議会・区政に対して、様々な場面で貴会にもご協力頂いていることに感謝申し上げます。
当会派としましては、貴会から頂いたアンケートの質問項目へ個々にお答えするという形式では、児童館の機能移転に対する会派の考えを正確にお示しすることが困難であると考え、杉並区の「区立施設再編整備計画」及びそれに基づく児童館の機能移転に対する会派の全体的な考え方をお示しすることで、回答に代えさせて頂きたいと思います。何卒ご了承ください。

<区立施設の再編整備計画について>
まず、現在区が進めている児童館の機能移転の基となる区立施設の再編整備計画についての考えをお示しします。
現在の区立施設の多くが、今後更新時期を迎えることになります(全施設の約36%が築40年以上)。現在の施設を同規模で維持し続けた場合、今後30年間の改築・改修経費は約3,452.8億円(年平均115.1億円)と見積もられており、将来の区の財政負担を考慮した上での施設のあり方が問われています。建築物の寿命を50~60年(建物の長寿命化についても区は計画に基づき実施しています)とすると、そうした長い時間軸で考えていく必要があります。少子高齢化・長寿命化の進展と、女性の社会進出の本格化などは、必ず起こる(既に起きている)時代環境や区民のライフスタイルの変化です。
そうした中で、多様な区立施設に対しての区民のニーズも時代とともに変化していくことが予想されます。区立施設も、単純に過去のものを変わらずに維持していくだけではなく、変化に的確に応えていく必要があります。
そのような問題意識については、私どもも議会等でも申し上げてきました。そして、区は平成26年3月に「区立施設再編整備計画」を策定し、区としての当面の対応を取りまとめました。
当会派としては、現在公表されている区立施設の再編整備に関する計画は、区立施設を取り巻く状況の変化を踏まえながら、安全・安心な施設サービスや区民ニーズに応えていくために、必要な施策であり、「是」と考えております。

<児童館の各機能の移転について>
区立施設の中の児童館の利用状況に関しては、近年以下の顕著な傾向性が観られます。
1.乳幼児親子のための「ゆうキッズ」の利用が大幅に伸びている。
2.小学生の学童クラブ利用が大幅に伸びている(待機児童問題)。
3.中・高校生の利用は減少傾向にある。
利用状況は昔とは変化してきています。現在の児童館の施設で、こうしたニーズを踏まえた0歳から18歳までの児童を対象とした全ての機能・サービスを実施するためには、十分なスペースが確保できない等の課題があります。
区は、こうした状況等を踏まえ、児童館という施設にとらわれることなく、現在の児童館が果たしている機能・サービスを、身近な小学校内に学童クラブを設置し、放課後の居場所事業や子ども・子育てプラザなどに継承し、充実・発展させていく方針を、平成26年3月に策定した「杉並区施設再編整備計画」にまとめ、それに基づき、取組みを段階的に進めています。
当会派としても、このような児童館を取り巻く状況を踏まえると、従来の児童館が担ってきた機能・サービスを充実させ、さらに発展させていくことをしっかりと確保した上で、児童館の各機能をそれぞれの場に確実に継承していく区の取り組みは理解できるものととらえています。

<児童館の機能再編について>
区では、この間、杉並区区立施設再編整備計画(第1期)第一次・第二次実施プラン(以下「再編整備計画」)に基づき、児童館の機能再編の取組みを進めています。実際に各機能を移転した施設のこれまでの実績について、以下のような報告を受けています。

(学童クラブ)
◆学童クラブの急激な需要増に対応するため、区は再編整備計画に基づき11か所の児童館内学童クラブを学校内に移転または学童クラブ専用館化することで、397人の受入数の増が可能となった。
◆その他にも、令和3年度に3か所の第二学童クラブ整備を含め、部屋の転用による育成室の拡張などにより、平成28年度に比し令和3年度までに合計1,181人の受入数増(4,376人→5,557人)を実現している。この取組を着実に進めるため、区は民間委託の手法を一部で取り入れ、その対象学童クラブでは総じて待機児童は発生することなく、保護者の方が安心して働ける環境整備に大きく寄与している。
◆学童クラブの実施場所が学校内等に移ることで、児童の安全・安心な育成環境が確保できるとともに、小学校の体育館や校庭などのスペースを活用し、より充実した環境でサービスを展開できることとなる。
◆区では、民間委託した学童クラブの保護者宛てに毎年アンケートを実施しており、令和2年度のアンケート結果では、「楽しく学童クラブに通っていますか?」の問いに93.7%から肯定的な回答を頂くなど、適切な事業が行われていることを裏付ける結果となっている。

(小学生の放課後等の居場所)
◆放課後等居場所事業についても、再編整備計画に基づき、令和3年4月1日時点で12校で実施されている。
◆子どもの居場所が学校内に整備されることで児童が安全・安心に過ごすことができる環境が確保され、校庭や体育館などを活用し、子どもたちのニーズを踏まえたダイナミックな体を動かした遊びも行われるなど、その機能が拡充されている。
◆令和元年度における児童館一般来館の平日の一日平均は25.8人であるのに比べ、放課後等居場所事業利用者の平日の一日平均は51.8人とおよそ2倍となっており、その利用実績からも居場所機能の拡充が図られていることが分かる。
◆その中でも、平成29年度に放課後等居場所事業を開始した杉並和泉学園では運営3年目に当たる令和元年度実績で平日の一日平均76.4人、平成30年度に開始した杉並第二小学校では運営2年目に当たる令和元年度実績で平日の一日平均58.3人となっており、受託事業者による運営面での日々の工夫が図られることにより、年度を重ねるごとに、利用人数が増加している状況(新型コロナウイルスの影響を受けた令和2年度を除く。)となっている。

(乳幼児親子の居場所)
◆乳幼児親子の居場所については、再編整備計画に基づき、地域の子育て支援の拠点となる「子ども・子育てプラザ」を5か所開設している。
◆児童館より運営日時を拡大し、乳幼児専用のスペースを広く確保するとともに、乳幼児親子向けプログラムも大幅に充実するなど、妊娠期から乳幼児期の親子がいつでも気軽に立ち寄れ、安心してほっと過ごすことができる居場所として、利用者から好評を得ている。
◆例えば、旧和泉児童館を改修・転用して平成28年11月に開設した「子ども・子育てプラザ和泉」では、乳幼児の一日平均利用が21.9人(平成27年度)から83.6人(令和元年度)と約3.8倍に、成田西児童館を改修・転用して平成30年8月に開設した「子ども・子育てプラザ成田西」では、乳幼児の一日平均利用が27.6人(平成29年度)から86.8人(令和元年度)と約3.1倍に増えるなど、多くの乳幼児親子にご利用いただいている。

(中高生の居場所)
◆中高生の居場所事業については、ゆう杉並に加え、令和3年4月にオープンした「コミュニティふらっと永福」にティーンズタイムが設けられ、ラウンジの一部については毎日16時から21時まで中高生専用となり、卓球スペースや軽い運動ができる多目的室及び楽器練習室については月・火・金の16時から21時まで中高生専用となるなど、新たな居場所が整備されている。
◆善福寺児童館では中高生委員会の方からのご意見も踏まえ、(仮称)子ども・子育てプラザ善福寺において、中高生が優先的に利用できる時間と場所を設定する方向で検討が進められている。

この間の再編整備計画に基づく取組みにより、41館あった児童館のうち10館の児童館内学童クラブが小学校等に移され、放課後等居場所事業についても全40校ある小学校のうち12校で実施されています。また、7地域に2か所ずつ計14か所整備することとしている子ども・子育てプラザも既に5か所を開設しており(大変好評を博しています)、全体の計画のおよそ3分の1が進んでいる状況です。
このような状況の中、この間の実績を踏まえると、移転後の機能はその充実が図られ、適切に提供されていると評価しています。従い、区が進める児童館の機能再編の取組みは意義のあるものと考え、その取組みをさらに継続していくことで、これらの効果が更に広がっていくことを期待するところです。
一方、身近な施設であった児童館がなくなることに寂しい思いを抱かれる方や、児童館機能の移転に不安を感じる方がいらっしゃることも事実です。こうした方々に対しては、丁寧な説明を行っていくことは不可欠であると、当会派としても考えております。
この点、区では、井荻小学校及び桃井第三小学校の保護者を対象とした説明会を改めて開催していると聞いており、これらの説明や今後の個別の説明の中で、区から真摯で丁寧な説明が行われることが必要であると考えます。我々の方からも、改めて、区に求めていきたいと思います。

                                以上

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公明党杉並区議団の皆様、ご返信いただきありがとうございました。

数点、これを拝見した中で、気になる箇所をいくつか書かせてもらいます。
是非、これをお読みいただきましたら直接の保護者有志との懇談の場を作っていただき、直接意見交換させて頂ければと思います。
よろしくお願いします。

▼区が開催した説明会は、再三の保護者やPTA、父母会からの要請により開催されたものです。要請がなければ、説明会は開催されないままに決定ありきで進められてしまうところでした。(説明会があっても決定ありきですが)
▼児童館がなくなることは、私達は子どもの権利を奪う大問題と考えています。子ども達の成長の機会を奪い、居場所を奪うのです。「寂しい」とか「不安」ということでは片づけられないのです。事実、既に廃止された地域から沢山の問題が指摘されているのです。それを解決しないまま、児童館を未だ廃止しようとすることを問題視し、指摘しています。4月に改訂された「東京都子ども基本条例」も参考に考えるべきではないでしょうか?
▼子育てプラザを作り乳幼児親子向け施設(将来的に14館)にして、既にできたプラザが好評だとしても、これまでは41児童館がありベビーカーで歩いていける距離に児童館があったのです。今の計画のまま児童館を失くし少数のプラザを作れば、地域格差が生まれます。歩いていけない乳児親子は居場所を奪われます。また、プラザは、子どもの施設と言うより乳児【親】のための施設でしかありません。小学生の居場所がなく乳児との兄弟でも一緒に遊べなく不便との声も沢山上がっています。
▼児童館を失くし、小学校に小学生の放課後を集約すれば、小学校自体が苦手な子の居場所は無くなります。不登校の子どもの居場所は完全に失われます。
▼民間委託された学童クラブや放課後居場所事業でも児童館の中の学童クラブとはかなり違う点があり、指摘もされています。特に直近で委託された企業では問題が沢山指摘されています。企業参入により、民間委託の質も変わっていく懸念があります。NPOや社会福祉法人とは質が違う点も懸念しています。
▼今の区の計画の通り、放課後居場所事業が好評で参加人数が児童館利用者より増えたというのは、これまであった<校庭開放>がなくなったのも理由ではないでしょうか?<校庭開放>は自由に好きな遊びが出来たのです。放課後居場所事業は校庭開放や児童館とは全く別ものであり、大人が関与して管理されながらの遊びです。高学年には不向きで参加者は低学年ばかりであるとの指摘は考慮されていません。
また、放課後居場所事業が出来たために、放課後居場所事業の無い日曜日まで校庭開放が廃止され、日曜日に校庭開放に来ていた地域の乳幼児親子や小学生、親子も居場所を失いましたが、その点も抜けています。親子で逆上がりの練習をしたり、ボール遊びをしに来ていた子ども達、小学生と乳幼児兄弟を親が一緒に遊ばせられる場としての、児童館や校庭開放がなくなったことは大問題です。つまり放課後居場所事業では児童館と校庭開放の機能を全くカバーできていないのです。

是非、行政のメリットだけの説明だけでなく、実際の区民の困ったという声を丁寧に拾っていただきたいと切に願います。

※是非、児童館がなくなって困っている事など、地域の皆様からの声を頂ければと思います。コメントやTwitterのメッセージにお寄せください。
輪を広げて区政に届けていきましょう。


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