日々のらたまの庭
稲刈りと脱穀がおわり、田んぼは一段落。
畑の作物は秋から冬へと収穫・種まき・植え付けが続いています。
実りの秋は冬から春へと続く始まりの季節でもあります。麦のように、冬越しの野菜たちには、春とおなじ賑わいの季節です。
キヌサヤやスナックエンドウや空豆。
玉ねぎやニンニクは冬を越して春から初夏に収穫します。
ほうれん草や小松菜や水菜などの葉物野菜は冬の寒さの中でゆっくり育ち、春の葉物野菜とは一味違う甘さがのってきます。
白菜や大根を収穫すると、寒い夕方などは「今日は鍋にしよう」と湯気と口の中のトロける熱さを思い浮かべてしまいます。
すぎな農園の耕さない畑では、刈り倒した草の中から小松菜や水菜や大根などが自然と芽を出し春をめざして育っています。
草の勢いもやさしくなるこの季節。
冬の畑は川にたとえると、夏の急流に対しゆったりとした大河のようでもあります。
霜の降りた朝の畑の、なんと美しいことか。
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