すぎな農園は今、この春からの年間の予定を立てています。 \ のらたまの庭 テーマ / グランディングとハーモニー (天地の間に息深く立つ、自然や動植物や人との調和) のらたまの庭は 耕さない 草や虫を敵としない 自然農の菜園です めぐる季節に合わせて いのちをはぐくみます 作物を収穫する事は大きな目的ですが 収穫までのプロセスと 菜園全体の調和を楽しみましょう バランスのとれた美しい菜園をデザインしていきます 菜園はまつりの庭 〜草の手入れについて〜
稲刈りと脱穀がおわり、田んぼは一段落。 畑の作物は秋から冬へと収穫・種まき・植え付けが続いています。 実りの秋は冬から春へと続く始まりの季節でもあります。麦のように、冬越しの野菜たちには、春とおなじ賑わいの季節です。 キヌサヤやスナックエンドウや空豆。 玉ねぎやニンニクは冬を越して春から初夏に収穫します。 ほうれん草や小松菜や水菜などの葉物野菜は冬の寒さの中でゆっくり育ち、春の葉物野菜とは一味違う甘さがのってきます。 白菜や大根を収穫すると、寒い夕方などは「今日は鍋にしよう」
イネ科には夏のいのちと、冬のいのちがあります。 お米は夏を越して秋に実る、夏のいのち。 いっぽう、麦は冬を越して、夏前に実る冬のいのちです。 イネ科の草も、観察してみると、夏前に穂を出す草と、秋に穂を出す草があります。 明日の「のらたまの庭」は、冬のいのちの麦まき。麦は寒冷地を除くと、冬を越さないと実りません。春に種を蒔いても、夏前に枯れてしまうのです。 日照時間や気温が生体リズムを作っていく。 私達も同じ、天地自然のリズムを感じて暮らすのが健やかに生きる元ですね。
「お金はいらない。」 友人から大豆の種を譲ってもらった。代金を支払おうとすると、「ペイフォワードにしましょう」と言われた。私はペイフォワードという言葉も、そのタイトルの映画の事も知らなかったので、友人に尋ねると、「お金は要らないから、作った大豆を次の作る人に渡して」といわれた。 『ペイ・フォワード 可能の王国』は、キャサリン・ライアン・ハイドの小説、および2000年製作の同タイトルの映画。ミミ・レダー監督。キャッチコピーは「きっかけはここにある!」 (wikipediaよ
見習いのまるちゃんです。こんにちは。 気がつけば前回の更新から1ヶ月強。前回アップの記憶がないよー。 雨の合間を見ては麦狩り、麦干し、脱穀、田植え・・・とすぎな農園ではイベントのオンパレード。かくいう私は、「まるたん」と進さんに命名してもらった田んぼの田植え以外のそれらの力仕事は本当にちょっぴし手伝っただけなんですけど・・・もうね、身体全体が甲殻類のようにバキバキになって、顔はハニワになるんじゃないかという疲れようでしたこの1ヶ月。 ・・・というわけで、すぎな農園 進さんの自
草は宝だ 菜園を始める時「草をどうしよう?」と悩む人もいると思います。 よく草を「厄介者」にしたり、「草退治」という言い方をしますね。 でも、自然農の自給菜園では草は大切な畑の仲間です。草も野菜と同じ畑の作物と考えたらどうでしょう? 自然農の畑は山林の姿と似ています。 去年ひまわり畑だった畑。 今年は菜種・ジャガイモなどを栽培しています。 その間に、サニーレタスなどが育っている。周りからは全く見えない。 里山は昔から人が管理してきた山です。 炭や薪としていろんな木を利用し
園主すすむさんの「自給菜園のすすめ」シリーズ。 過去の記事からの連載です。今回は、実践編。 プランターで野菜を育ててみましょう! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 土とプランターを用意しましょう。 プランターで野菜を育てる方、土がない・・何をどうしたらいいかわからない・・。という方を想定してホームセンターに行って来ました。「野菜の培土」とか袋を破いてそこに蒔けばいいなんて商品もありましたが・・。まずはシンプルに土づくりからしてみましょう。「黒土」と「腐葉土」
自給菜園を始めるゾ、とさっそく畑を見に行ったり、プランターを買ったりしている方がいますね。夏も近づく八十八夜、八十八夜の別れ霜という通り、もう寒さの心配もなくいろんな野菜が育てられます。まず自給菜園の楽しさを引き寄せるコツは、すぐ美味しいことと季節を満喫することです。この二本立ては大切。何か月も先の美味しさだけではへこんだりします。すぐ美味しいのは、ラディッシュや小松菜などの葉物です。この時期なら一か月くらいで食卓で楽しめる。そして、同時にキュウリやインゲン、オクラなど夏野菜
なぜ、わたしが東京から赤城山麓、群馬県前橋市富士町に移住したか、そしてなぜすぎな農園の進さんに農業を学んでいるのかを紹介しようと思います。 長くなる予感がしたのでその1ってしてみました。 わたしは田舎が向いていた「田舎に向いている人」と「向いていない人」っていると思うんです。田舎暮らし2年目を終えようとしているわたしは明らかに「向いていた人」です。 田舎はまずお店が少なく、わたしが住む群馬県は、車移動が中心で、電車にもバスにも乗ることがほとんどない。 東京の密集した場所
種を蒔いて野菜を育てる。春は最適な季節です。最近「畑をしてみたい、野菜を育てたい」という声をよく聞きます。私のまわりに限ったことでいうと、今年ほどそういった声をあちこちから聞く年は初めてです。国民皆農とか硬い表現は以前からありましたが、もしかしたらそんな掛け声倒れでなく、さらっと皆が畑に立つ時代がやってきたのでしょうか。私はなぜか家庭菜園という言い方があまり好きではありません。何か、内向きな気がするのです。これはあくまでも私のイメージ。そこで、自給菜園という言葉にしました。
種を蒔きましょう 蒔けばいのちは芽ばえます わたしたちは 芽ばえたいのちを見ると いのちといのちの約束事として はぐくむことになる ほかのいのちをはぐくむ事で ひとは元氣に豊かになる 種を蒔きましょう それはわたしたちの いのちの種になる 蒔きどきは いつも今です __________________________________ 竹渕進 Susumu Takebuchi 1958年群馬県東吾妻町生まれ。 花園大学仏教学科禅学専攻。上智社会福祉専門学校児童指導員
今年の春はいつまでも寒い、と思っていたら去年も10日に雪が降っていた。 ここ赤城山麓の春は、春特有の低気圧のうごきで、雨の次の日は赤城おろしの強風、そして次の日はポカポカ陽気、また雨になり、赤城おろしが吹く。この繰り返しで若葉の季節を迎えるのだ。上州人の気質や語気の荒さはこんな風土も関係しているのかもしれない。 そんな春、風に種が飛ばされぬようにしながら種をまいた。草と薄く土を削り取り、鍬で浅く溝を切って種をおろす。 野菜が育つ様子、味や匂い、食べてる自分や喜んでくれるお客様
自然農で野菜を作っている 赤城山麓にあるすぎな農園、見習いのすぎなっ子 丸山えりです。赤城山麓にお引越しして2回目の冬。 この冬はあまり寒くならなかったとはいえ、ちゃんと自然界に冬はやってきていて、去年の夏には「この方達、一体どこまで伸びていくのか…」と こちらが やや怯えるほど、刈っても刈っても じゃんじゃん育つ草木たちはいつの間にやら葉を落としたり、姿を消したりして、土は冷たく眠っていた。 群馬に住んでいる何人かの農家さんに、みなさん冬は何をしているのか聞いたことがある
就農して30年になりました。 耕さず、肥料もほとんど使わず、草のちからや自然のめぐりにまかせた畑をしています。以前暮らしていた標高600メートルの山間地では、自然農をするのに苦労しました。 ところが、今暮らしている赤城山麓の標高300メートルの当地では、自然農がとてもやりやすい。 ここは、いろんな野菜が冬越できて、一年中草ぐさが絶えません。 土が凍りつくことがほとんどなく、地上も地下もいのちのめぐりが続く環境は、自然農に適していると感じました。 そして、自然農というや