焼き立てメロンパンをざくざくはふはふした日
実家から荷物がきた。お菓子やナッツのジャングルをかきわけかきわけ、底に、地元の銘菓。お世話になった知人に渡しに行けということだった。
「成田の銘菓です」
なごみの米屋お使いミッション完了。ただ渡して帰るつもりだったけど、あと3分でメロンパンが焼けるんだけどどうと誘われ、どうと言われましてもそんなの聞いたらメロンパンの口になるに決まってた。ちょっとお茶させてもらう。
パンは小ぶりですごいまるかった。月かシマエナガかってくらいふくらんでる。香りを肺にいっぱい取り込む。手にとるとアツアツ! 割ったらクッキー生地がザクーッ、パンがふわーーーーん、うわ、羽ですこれ。口に入れると自然な甘さと素朴な香ばしさ。手作りっていい〜。一方、作り手はずっと「出来がいまいちやな」と反省会していた。
リベンジあるやつだ……次も呼んでもらお。
帰りに、みかんと、混ぜ寿司を海苔で巻いたのをもらった。わらしべ長者みたいだった。