アラカンの私は日本語教師になれるのか?!
30年間の教師生活にピリオドを打とうと思った理由は、また別の機会に。今日は、今チャレンジしている「日本語教師への道」についての序章をお話ししましょう。
「先生、私今日本語教師になる勉強しているんだよ。」勤めていた私立高校の職員室で、ふと聞こえてきた卒業生の言葉。教頭先生に「なんだ、また仕事やめちゃったのか」と突っ込まれながら彼女が語った話に、耳も心も持って行かれてしまった。
「海外、特にアジアには日本語を勉強したいと思っている人がたくさんいるんだ。その人たちのモチベーションはすごく高いんだよ。日本語ができることが高収入につながる国があるんだね。でも日本語教師はまだまだ数が少ない。来るよ~これからは、日本語教師が。」
日々の仕事に疲れをおぼえ、そろそろこの学校での勤務も見えてきたな・・・そんな思いだった2月の夕暮れ時。
当時、私立の中高一貫校で国語の教師をしていた。
教えることは大好き。国語も大好き。
でも、最近、子どもとの距離、保護者との距離が縮まらないという実感が。
そんな脳裏にドカンと放り込まれた「日本語教師」というワード。
職場を出てふと気づくと、「日本語教師養成講座」の門を叩いていた。