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力を入れるコト入れないコト

COVID-19の影響で、ほぼ在宅勤務の生活が4週間過ぎた。中学生の息子も学校が休みなので、日中は二人で家にいる。話をするのは、食事のときか休憩のときくらいだけれど、一日中、母子で同じ屋根の下にいる生活は、たぶん息子が保育園に入った生後三ヶ月半以来ではないだろうか。思春期の少年は、赤ちゃんのときのように私の後追いをすることは無いけれど、twitterの話とか、彼がハマっているゲームの話とか、ちょっとしたおしゃべりの時間が増え、共通の話題に育って二人で笑える時間になるのは楽しい。

在宅勤務のいいところは通勤時間がないことだけど、逆に言えば、意識しないと仕事のはじめと終わりのメリハリが付きにくい。今週は、仕事が立て込んでいたので、ランチタイムも資料作りや打ち合わせの電話等で、何度かのランチを食べそこねた。そして、仕事が切羽詰まるとそちらにエネルギーを持っていかれ、家のことをする元気と余裕が持てない。実は、そういうときこそ、家庭のマネジメントが威力を発揮する。人が持っている労力(時間)と集中できる範囲には限界があるので、限られた時間と集中力をいかに自分や家族がwell-beingにつながることに注げられか。それが肝だ。

私の場合は、仕事以外の時間で一番大事にしたいのは息子とおしゃべりする時間。それから、一人でぼーっと考えごとをしたり、リラックスする時間。この二つは外せない。それ以外のことは、省力化、効率化を意識している。

例えば、

・超めんどぐさがりでも部屋が散らからないように、食器や子供の本などは、使いたいときには一手または二手で取り出せ、使い終わったらすぐに元の場所に戻せるような配置や収納を工夫する
・手に届くところにスタンド式の掃除機をおいて、気になったら気になった人がその場で掃除機をかける
・食事を作りながら調理道具を洗い、キッチンの水回りやコンロまわりの油汚れをさっと拭き、大掃除を不要にする
・料理をつくるときはCookpad参照。息子にメニュー調べを依頼し、作業工程や調味料の分量を読み上げてもらったり、実際に作業を分担してもらう

などなど

私は、複雑なことをいっぱい考えるのが苦手で、考えごとをするときは一つのことに集中して脳みそを使いたい。だから、暮らしていく上では大事だけど、自分の関心がないことは、考えたり、悩んだりせずすぐに作業が終わるような仕組みを考えている。自分の時間と集中力は限りがあるのだから、何に力を入れて何に力を入れないかを決め、力を入れたくないことは自分の意識とは独立で動くようにする。こういうことが家庭をマネジメントしていく上での基礎体力になっているのだと思う。

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