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人数が飽和したら課金で制限するしかない

Googleのリコメンドで知った記事

ネットが普及して以来、処理しきれない情報とどう向き合っていくかという永遠の課題を人類は背負うことになってしまった。しかし私は未だにGoogleアプリで記事のレコメンド機能をオフにしていない。
アート関連の情報が飛び込んできて、それが観たかった作家やテーマだったりするから役に立っているのだ。

茨城県フラワーパークでの撮影に関するルール変更について

今回、話題にしたくなったのはコチラの記事だ。

園内撮影について(茨城県フラワーパークHP)


私自身も、八重桜、シャガ、藤、ダリアの撮影でお世話になっている、茨城県フラワーパークだ。

記事の要約

記事をChaGPTで要約すると、

  1. 商業撮影やコスプレ撮影は事前申請と料金が必要です。

  2. 撮影日は他の来園者に迷惑をかけないよう配慮が求められます。

  3. プライバシー保護のため、特定の来園者の無断撮影は禁止です。

  4. 小道具の使用はルールに従い、事前許可が必要な場合があります。

  5. 撮影申請は撮影日の7日前までに行う必要があります。

となる。

撮影に料金がかかるのは基本的に賛成

今までと大きく変わるところは、なんと言っても1.番の「料金」だ。

今まで私自身も園内を歩いていて、小道具やレフ板を用いたコスプレ撮影の現場や三脚を立てて本格的に撮影している場面を見かけたりする。私は三脚こそ持ち込まないものの後者の部類に入る。

今後は、それらが商用の写真だったり、コスプレや小道具を用いるものなら申請や料金が必要になる。
入園料だってバカにできない額だし、だから私は年間パスポートも買ったわけだ。

とはいえそれは私の都合であり、私は基本的にこの流れに賛成である。

というのも、①撮影目的の入場者と、②純粋に自分の五感で季節の花を楽しみに来た入場者に分けたとして、①と②を同列に扱うことに無理があるからだ。

撮影目的の入場者と、そうでない入場者を同列には扱えない理由

①カメラマンやモデルに周りは気をつかう
カメラマンやモデルが近くにいると、周りは気をつかう。自分が観たい場所に、彼らが長時間居座ることもある。
私自身も撮影に集中していると、私の近くを「すみません」と小声で来場者が通り過ぎていくことも少なくない。私は「あ、大丈夫ですよ」と返しているが、それでも周りは、撮影の邪魔をしないようにと思って気を使ってしまうのだ。邪魔をしているのは私の方なのに、だ。

②撮影機材やコスプレは目立って景観に影響を与える
カメラの大げさな機材やコスプレは、目立つゆえに景観に与える影響が大きい。
模造刀や模造銃を嫌う人もいる。刀や銃は本来そういう道具だ。美しい花園に最も似つかわしくないものだと言える。

③やる人が増えれば無視できない
Instagramも未登場でコスプレ人口が少なかった一昔前なら、そういう場面に遭遇するのは稀だから大して問題にならなかった。
だが、やる人が増えた今はどうか?
どこもかしこも撮影中のナワバリを張られていたら、季節の花たちをゆっくり五感で楽しむどころではなくなってしまう。

これは運営側からしたらダメージだ。

※念のためだが、私はコスプレを嫌っているのではない。ゲームやアニメも詳しくはないが、どちらかと言えば好きな方だ。Googleのリコメンドで知っているアニメキャラにそっくりのコスプレをしているなんて記事を見かけたら見てしまう。それとこれとでは話が別なのだ。

タダで利用できるものは長続きはしない

無視できないレベルの混雑や場所占有が発生したら、ルールを定めて課金することにより、数を絞ることは基本だ。他にどう対処せよというのか。

富士山の入山料を巡って炎上してしまう国民性だから、このフラワーパークのルール変更も不満や反対の声が上がるだろう。
しかし、世の中タダで手に入るものはいつまでも続かないことを、もっと認識するべきだと私は思う。


この記事の見出し画像は、ストックフォトサイト写真ACより、写真素材「記念撮影:3」(作者:ハイハイさん)をお借りしました。ありがとうございます!

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