刻まれた年月の「重み」
本日は友人が運営しているギャラリーneo_/Senshuで開催中の、日本画家・石村雅幸氏と彫刻家・安藤榮作氏の二人展「幾千万の魂跡」を観に行った。
展示室内は撮影可能なので、何枚か撮らせていただいた。
絵画・彫刻ともに、木をモチーフにしている。
木はそれ自体が一つの生命体であり、さらにそこに無数の生物の命が集まり、形を成して、朽ち、また次の命を育てていく、生命のサイクルが営まれる場である。
デジタル技術は用いずに作家の手によって無数に描き込まれ、彫り込まれて目の前に現れた作品は、日頃スマホで見ているデジタルデータには無い「重み」をもっていた。
私が本当に撮りたいものが見えてきた気がした。Instagramを覗くたびにどこか遠くの撮影スポットに出かけたくなるけど、では自分はその場所に行って、目の前の被写体に何を感じ取ろうとしているのか?そう自問したら答えは出ず、今までの自分の考えの浅さに気づいた。
これだから私の活動に作品鑑賞は欠かせない。
会場に安藤氏の著者(エッセイ集)のサンプルがあったので手に取ってみたところ、最初のページを開いてすぐに、その内容が私の中に入ってくるのを感じたので迷わず購入。
最初の一節「創作」から一部を引用したい。
私もそんな道を歩もうと思う。
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