すぎえり

文章を書くことの楽しさに目覚めかけています。 学生時代、「小論文」が大好きで得意だったことを思い出してエンジンかかってきた。

すぎえり

文章を書くことの楽しさに目覚めかけています。 学生時代、「小論文」が大好きで得意だったことを思い出してエンジンかかってきた。

最近の記事

形容詞を使わずに伝える「秋の訪れ」(主婦Ver)

「コレ、一体いつまで続くのかなぁ〜。。」 壁にかかっているカレンダーが伝える季節とは随分かけ離れた服装をしたママ友が言った。 ひたいに汗をにじませながら教室に入ってきた彼女は暑さに顔を歪ませながら、きれいに畳まれた白いハンカチで顔をあおぐようにしている。 年々、夏服をしまう時期が遅くなっている気がする。 秋のバザーはサイズが小さくなった夏服を処分するのにもってこいだと先輩ママさんから聞いていたのに。まだまだ夏服の出番が終わらない。 バザー準備の打ち合わせが終わると、家

    • 形容詞を使わずに伝える「飛んでゆく風船」

      「飛んでゆく風船」 見えないほど遠くから 物理的に引き上げられているかのように 少しずつ、小さくなる だんだん、小さくなる まっすぐに 時に揺らぎながらも まっすぐに 導かれて見えなくなる 誰かの あの時の その瞬間 放たれた瞬間素直に翔んでいくほど軽く 手から離れた感触はほとんど無いはずなのに なぜか残されたその手のひらは重く 罪の意識だけが残される 隠した言葉:寂しさ (なんかポエムっぽくなったな)

      • オノマトペを使った今日の日記

        くるくる表情が変わる可愛いあの子。 ころころ発言が変わり振り回される日々。 ぴょんぴょん跳ね回る姿が愛おしくもあり それと同時にぐったりする毎日。 お水をゴクゴクと飲み干す姿も子供っぽくて好き。 ふわふわでツヤツヤのほっぺ。 ニコニコした満面の笑みで私の顔を覗き込んでくる。 興味を持った時のワクワクした時の目が最高。 こんなにも物理的に本当にキラキラするなんて思わなかった。

        • 形容詞を使わずに伝える「夏」「仕事終わりに見る星」

          「夏」 頬と鼻が痛い。 今日は30分も外出していない。 ピリピリする肌が気になり 帰宅したばかりの自分の姿を鏡で確認すると じんわりと赤くなっていた。 「日焼け止め、塗ったのになぁ」 と、思わず呟く。 隠した言葉「暑い」 「仕事終わりに見る星」 外の空気を吸うのは何時間ぶりだろう。 今日も暑くなりそうな気配を纏う 朝の日差しに別れを告げ 私は毎朝地上50階にもなる巨大なビルに 吸い込まれてゆく。 そして夏の太陽が残した 不快な暑さを迎えるように 暗くなった世界に吐き出され