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国立科学博物館 休日のコンパス攻略法

 上野の国立科学博物館には、「コンパス」という施設がある。室内アスレチックと博物展示が一体化したような場所だ。類を見ないような素晴らしい施設で、3歳の息子がとても気に入っている。

 公式サイトによると、対象年齢は4~6歳。しかし私の体感からいうと、自然科学に興味さえ持っていれば、2歳後半から十分に楽しめる。剥製に触れたり、恐竜の化石を真下から見上げられたり、室内アスレチックのような施設に大人と一緒に入って、展示探しができたりする。うちの子が最近よくやっているのは、工作コーナーと顕微鏡コーナー。とにかく充実していて、45分という制限時間はあっという間に過ぎる。

 博物館の入館料さえ払っていれば、コンパスに無料で入場できるのもありがたい。コストパフォーマンスもいい遊び場だ(あまりに素晴らしい場所なので、維持のためにお金をとってほしい、とさえ個人的に思っているほど)。

 ただし、入場できる人数が決まっている。とくに休日は、博物館自体が混雑するため、その整理券をとりにいくのにコツがいる。

そこで、この半年間コンパスに通って得た、休みの日にチケットをとるコツについてご紹介したい。

行く前

年間パスポートを用意する。料金などの詳細はこちら。特別展に頻繁に行く、という人であれば4110円の友の会に入会するのがおすすめだが、そうでないなら、1500円で入れるリピーターズパス、というのがおすすめ。これを買っておくことで、チケットを買う人より早くコンパスの発券機に並ぶことができる。科博の入場料は大人ひとり620円(なんと高校生以下は無料!国立!!!)なので、3回行けばもとがとれる計算。

当日

9時の開館前に列に並ぶ。とにかくこれが重要。なぜかというと9時のタイミングで10時、11時、12時の3回分のチケットの発券ができるからだ。一番チケットがとれる確率が高くなる。そのあとは1時間ごとに1回分のチケットが発券できる(10時に13時、11時に14時、12時に15時の回)。日によるが、8時45分~50分くらいに着いていれば、大体朝イチ10時、もしくは11時のチケットが手配可能。

・あとは人の波に乗っていけばコンパスの発券機にたどり着ける。入口のある日本館の1Fから地球館の1回までは歩いて1、2分ほどの距離になるが走ってはいけない、というのが暗黙のルールだ。

ちなみに、コンパスは一人並べば、大人子ども合わせて6人までのチケットが発券可能。なので家族の代表者(大人)一人だけが先に行って並んでチケットをとるのが一番効率がいいと思う(うちでは夫がよくその役をやってくれています)。子供だけでは入室はできないので、最低でもグループに一人は大人がいなくてはならない。逆に大人だけの入室もできない、とのことです。

※科博の無料で入館できる11月3日は、みんなが年パスを持っているも同然なのでさらに厳しいチケット争いになります。みなさん気を付けて!

※外から見てもとっても楽しそうなので、チケットを持っていない時にはコンパスまわりを避けた方が無難です。泣いてる子や、モメてる親子を高い確率で見かけます。

※でももちろんどんな子供にもハマるわけではないようです。友人の子どもで、今いち楽しめなかった、という話も聞きました。私自身、自分が子供だったころにはそんなに好きじゃなかったと思います。自然科学に興味がありそうな子なら本当におすすめです。

※その他の時間は、きわだって混雑していない日であれば、それぞれ1~2時間並べば高確率でとれるそうです。もしその覚悟がおありであれば、13時と14時の回だけやっているワークショップに参加するのはおすすめです。

※平日はこんなに苦労しなくてもチケットとれるそうです! 平日休みの方はぜひ!


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杉田千種
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