卒業式におけるPTAからの記念品贈呈について
本来、PTAの加入が任意である事が周知され、加入者が減少してきた現在、卒業式でのPTAからの記念品の贈呈に関して・・・
①PTAに加入していない保護者の子供にも記念品を贈っている事例に対して
『加入してないのにPTAから記念品を贈るのはおかしい』
・・・という意見があります。
②PTAに加入してない保護者の子供には記念品を贈っていない事例に対して
『欲しかったらお金を払え』
・・・という意見があります。
それに対して私は
◯子供の健全育成を図る教育の場で、しかも記念すべき晴れの場が、子供を傷つける場になってはならない
◯PTAに加入している保護者も加入していない保護者も、子供の健全育成を願っている事に変わりはない
◯加入と未加入で子供同士の関係性は変わらない
◯PTAに保護者全員が加入していた時代と加入率が下がっている時代で、従来と同じやり方でいいのか?
(今回の事例では、全員が加入する団体ではなくなったPTAが全体行事である卒業式にどういう形で関わって行くのかは、検討を要する問題ではないかと思うのです!)
要は、時代によって変化する社会への対応力を子供に身につけさせる事が目的の教育の場では、保護者も教師も地域住民も、状況の変化に柔軟に対応する姿を大人として子供に見せる事が、教育のあり方として大切だと思うのです。