![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146628694/rectangle_large_type_2_32976afa310b6da8494a72af64364834.jpeg?width=1200)
将来の暮らしを真剣に考えてみる ⑧
(東京都知事選挙結果をワタスなりに検証してみました)
これまでの投稿のまとめ
・地方の現状
ワタスの故郷は九州は阿蘇山のふもと、オートポリスというサーキット場がある大分県日田市上津江町です。
高齢化と人口減少に歯止めがかからない故郷を、将来的に存続させる為にはどうすればいいのか?・・・に端を発し、県内外の自治体の様々な少子高齢化と人口減少対策を検証してきました。
その結果として、ワタスなりに『徹底した行財政改革による地方(故郷)再生』という一つの方法に辿り着きました。
・改革の現実
ただ、それを実現する為には、これも全国の実例から『二元代表制である首長と議会のあり方』が重要なポイントである事も分かりました。
また、実際に財政改革に着手した福岡市の高島市長は、殺害予告を受けて警察が警備に当たるほどで、既得権益を守ろうとする勢力の抵抗はそれほど凄まじいという事です。
東京都知事選挙結果
昨日投開票された東京都知事選挙では、現職の小池百合子氏が再選しました。
また、元安芸高田市長の石丸伸二氏のSNSを駆使した選挙戦はこれまでにない話題となりました。
(ここからは、選挙結果を検証したワタス個人の意見である事をお断りしておきます)
・投票率に見る
![](https://assets.st-note.com/img/1720437283175-MJaDAmcna3.png?width=1200)
今回の都知事選挙の投票率は60.62%(前回比+5.62ポイント)ですが、石丸氏の立候補による話題性と、過去最多56人が立候補した状況を考えると、平成24年の投票率に及ばなかった事も含めて、ワタスは・・・
『結局、これまで投票しない人はやはり投票しないのか』
と感じました。
・得票数に見る
また、前回と今回の主要立候補者の得票数を比べてみると・・・
(前回選挙)
![](https://assets.st-note.com/img/1720448135196-z9qZEE4I69.png?width=1200)
(今回選挙)
![](https://assets.st-note.com/img/1720448162755-qnSN5N3UiT.png?width=1200)
2回の得票状況を比べてみると、今回自民党への批判等で小池氏が減らした票が約75万票。
それに、前回選挙で小池氏以外の得票上位者(革新系)の各得票80万票〜60万票が今回の選挙で行く先が別れたと考えれば、いわゆる反自民や無党派層の票は動いたとしても、今回の選挙が過去最多の有権者数で行われた事と、投票率が平成以降でも最高でない事などから考えて・・・
『これまで投票に行かなかった有権者の票がどれだけ動いたか?』
(石丸氏が、選挙運動だけで、これまで投票しなかった有権者の票を掘り起こせたか?)
・・・には疑問が残るのではないかと思います。
・年代別投票先に見る
![](https://assets.st-note.com/img/1720417685095-PLxBaYwcjt.jpg?width=1200)
年代別投票先を見ると、既存政党の支持を受ける小池氏(自民・公明)蓮舫氏(立憲・共産)の両者と、石丸氏は正反対とも言える状況を示しています。
つまり、高齢者ほど既存政党の候補者(小池氏・蓮舫氏)を支持し、若者ほど既存の政治にとらわれない候補者(石丸氏)を支持する傾向が顕著です。
その原因をワタスなりに考えると・・・
高齢者は
①経験則で判断する事が多く、現状維持を望む傾向がある
②地縁血縁などの知情で判断する傾向がある
一方若者は
①経験が少ない分、現実的かつ将来的な判断をする傾向がある
②情実に左右されず、ドライに判断する傾向がある
・・・と言えるのではないかと思います。
また上記に加えて、若者はSNSをはじめとして様々な新しい媒体から情報を収集するのに対して、高齢者になるほど情報収集の方法がテレビに偏り、そのテレビの情報は制作者の意図によって印象操作的に切り取られたものである事は(今回の選挙でも特定の候補者名を候補者一覧から外す等の、目に余る偏向報道が見られた)有権者が投票先を決定するのに少なからぬ影響を及ぼしているのではないかと思います。
これまでの検証と考察を踏まえて、すぎちゃんなりに『将来の暮らしを真剣に考えてみる』の希望的な展望を述べてみます
①景気のいい時代の手法のままで行われている政治や行政の仕組みややり方を変えて、将来を見据えた社会づくりをする事は全国どこの地域(自治体)でも必要
②上記の行財政改革を断行する為には、過去のしがらみを絶ち経験則にこだわり過ぎない、現実を直視した果断な実行力が必要
③ ①と②を実行する為には、若者が社会の意思決定の場に立てる環境を作る必要がある
④ ③の為には、一時的な情報発信にとどまらず、継続的・恒常的に若者へのアプローチを行い、政治に関心のない、または既存の政治に期待の持てない若者の意欲を奮い立たせ、行動を喚起して政治を変える必要がある
・・・と思います。
(今回で連載に一応の区切りをつけ、これからはワタス自身が若者とともに行動する道に踏み出します😊
よければ、この投稿の下方にある過去の投稿を連続で見直して頂き、皆さんの率直なご意見を頂ければ幸いです🙇♂️)
すぎちゃん