青い月夜の聖なる日
「土の中にはノームがいるぞ」
梟は遠くの眼鏡のその奥を覗いて見抜いて言うのです。
「星降る夜の星の粉を混ぜて、木の根を包み込む。」
聖なる木なる松の木の
根には星の粉たちが着床し、
秋の極みの冬の初めに
降り積む雪の輝く夜に
煌く聖なる松の木の下
ぽこぽこと 白斑点の赤い木の子は
生まれ育っているのです。
「トナカイが食うぞ」
ミミズクが騒ぎます。
「トナカイは食って空を翔けるぞ」
聖なる夜の星の降る日に
天から恵みは降り注ぐ
(超覚醒する脳)参照
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?