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シニカルワルツ

製作No.4の曲。

何も考えずに踊る
人間達に向けた皮肉と怨恨。


言葉遊びを自分の考えうる範囲で
これでもかというくらい
ふんだんに盛り込んだ曲。

と同時に僕の悪い性格も
ふんだんに盛り込んだ曲。

コードが椎名林檎の
丸の内サディスティックぽいなど言われるが、

[Champagne](現:[Alexandros])の
Waitress, Waitress!っぽい曲を
書きたくて参考にして書いた。
コードだけ参考にした気もする。

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[通奏低音=通称"喧騒"]
四つ打ち曲でダンスをするのが
当然(通奏低音)のように蔓延った界隈と
それをただの喧騒と捉える人間の対比。

["同調"を"強調"したお祭り→celebration]
お祭り的に盛り上がっていただけなのに
いつの間にかcelebration(儀式)風に
成り下がった群衆。

[聡明にダンス=so many dance]
音楽は勝手に体が動くものだと思っているが、
所謂四つ打ちのドラムリズムで
踊られるダンスには型みたいものがあって、

そうやって計算して踊っているのであれば、
それは非常に聡明かつ滑稽。

同調の輪から盛れるのが嫌で、
すぐ誰かとチューニング合わせて(同調して)、
すぐ人波(so many dance)の中で暴れる、
何も考えずに。

同調のためだけに踊る
計算されたそのダンスは
本当に滑稽。

ちなみに聡明という単語は
この曲を皮切りにそれなりに登場数を増す。
(多分ハマった。)

サビから始まる曲にすることを考えてなかったが
バンドの編曲でそうなった。

結果、非常に攻撃性とリード曲感が
増したような気がする。

ワルツというタイトルにしたのは
舞踏(踊らせる為の)曲で
当初はそれだけの予定だったが、

結果的に編曲でCメロがワルツになって
そこも良い塩梅のフックになったと思う。

そんなこんな大量の皮肉を煮込み炒め散らかし、
でもこの曲もノリの良いダンスチューンという皮肉。
聴いてくれてる側と歌う側の温度差たるや。

それがシニカルワルツ。


あなたは誰の為に
何の為に踊ってるの?

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