僕らのサイダー計画
製作No.1の曲。
初めて作った曲。
当時BaseBallBearのコピーバンドとして
活動していた我々、
檸檬をかじる彼女(以下レモカノ)。
周囲のコピーバンドが
オリジナルを始め出した事に
焦りを覚えたかのように
我々もオリジナルをやりたいと言い出す。
オリジナル披露の場として
主催でライブイベントをしたいという事で
まずはイベントタイトルだ!という話に。
スタジオ246での練習を終え
各人で案出しを行う中で、
「○○作戦」「○○計画」という
特撮チックなタイトルがハマりだす。
何回目かの打ち合わせで、
「ぼくらの七日間戦争」的なイメージで
「僕らのサイダー計画」という、
若さを全面に出したタイトルが捻り出される。
(当時25才くらいなので特別若くはない)
サビの
「僕らはサイダーの泡みたいに
いつまでも弾けていたいんだ」は
イベントタイトルを織り交ぜた若さ爆発をイメージ。
(繰り返すがサイダーで弾けるほど若くはない)
サビのコードは完全に当時ハマっていた、
バックナンバーの高嶺の花子さんを参考にしており、
自分でもたまに歌うときに混ざりかける。
(弾き語りライブで歌い間違える夢すらみた)
サビの歌詞から出来た曲なので、
そこからイメージを膨らませて、
夏だ、ライブだ、楽しい、
このまま終わらないで欲しい、
という気持ちを歌詞に混入。
曲の作り方や全体像も見えずに作ったので、
当初は音源のイントロが倍。
2番も無く、1番終わりでギターソロに突入していた。
そんな中スタジオで練習をしていたところ、
当時スタジオで働いていた
東さん(the adonis/群青のスピカ)に
現状の曲を聴いてもらって、沢山アドバイスを頂いて
今の尺、音に収まった。
(レモカノ的にこのアドバイスは大きかった)
最終的にこの曲はレモカノにとって、
ライブをするうえで欠かせない曲になった。
歌ってて気持ちいい、4つ打ちメインでノリやすい。
特にこの二点が本当に大きかった。
初披露した時、昔一緒にバンドをしていた
ギターの佐藤さんという方から
「風が吹いた」という感想を頂けて
本当に嬉しかった。
ミギギミの団長さんからは
初めて作ったとは思えないと言って頂けて
バンドや個人としての自信がついた、
これも本当に嬉しかった。
自主製作でCDを作る事になった時に
僕らを見て好きになってくれたこのみんちゃんが
CDジャケットを描いてくれた。
自分達の曲がなんとなくでも伝わって、
それを描いてくれたんだと思うと嬉しかった。
Treasure05Xのオーディションで歌った、
約100人くらいいたのだろうか、
大勢の前で歌えたのは良い経験になったし
これまでの人生でも最高の想い出になっている。
当時のメンバー含め、本当に色んな方々のおかげで
最高で最強のライブアンセムになった。
そんな沢山の想い出がつまっているのが
「僕らのサイダー計画」。