最近の記事

フロントエンドからコントラクトを実行する

この記事では、フロントエンドからHardhatのローカル環境でコントラクトを実行する方法を紹介します。 過去の記事で作成したポイントを取得とポイントを付与するコントラクトをフロントエンドに繋げていきます。 QuizApp.sol // SPDX-License-Identifier: MITpragma solidity ^0.8.19;contract QuizApp { // ユーザーごとのポイント mapping(address => uint256)

    • フロントエンドからメタマスクを接続する

      フロントエンドから、メタマスクを接続するための方法を紹介します。 こちらの記事の続きとなります。 Reactを使って、画面を開発していきます。 next.jsのプロジェクトを作成します。 npx create-next-app@latest メタマスクの接続やコントラクトを実行するため、ethers.jsをインストールします。 イーサリアムチェーンをフロントエンドで操作するために、推奨されるライブラリです。 npm install --save ethers 続

      • コントラクトをローカルにデプロイする

        前回、作成したクイズコントラクトをHardhatのローカルにデプロイしていきます。 scriptsフォルダーを作成して、フォルダー内にdeploy.jsファイルを作成します。 mkdir scriptstouch deploy.js deploy.jsに以下のコードを貼り付けます。 const { ethers } = require("hardhat");const main = async () => { const [deployer] = await eth

        • Hardhatのテストコードを書いてみる

          この記事では、Hardhatでテストコードを書いてコントラクトの実行が正しく動作するか確認するための手順を紹介していきます。 テストコードが必要な理由 テストコードを書くメリットは複数あります。  1. バグの早期発見 スマートコントラクトは一度デプロイされると、コードの修正が難しいため、バグをデプロイ前に発見して修正することが重要です。テストコードを実行することで、バグや誤ったロジックを事前に見つけることができます。 2. セキュリティの確認 スマートコントラクトは

        フロントエンドからコントラクトを実行する

          スマートコントラクトをDappsに接続する

          この記事では、スマートコントラクトをDappsに接続して実行するまでの方法を解説します。 前回の記事の続きとなります。 Alchemyのチュートリアルに沿って、進めていきます。 1. プロジェクトの準備Alchemyのチュートリアルに用意されているコードを使うため、 Gitリポジトリをクローンします。 https://github.com/alchemyplatform/hello-world-part-four-tutorial $ git clone https:

          スマートコントラクトをDappsに接続する

          スマートコントラクトをEtherscanに送信する

          この記事では、スマートコントラクトのABIをEtherscanに送信して、誰でもコントラクトのメソッドと変数を確認できるようにする方法を紹介します。 前回の記事の続きになります。 1. Etherscanのアカウントを登録Etherscanにアクセスして、アカウントを作成します。 https://etherscan.io/register 必要事項を入力して、Create an Accountを押します。 ログインしたら、右上のユーザー名を押して、「My Profi

          スマートコントラクトをEtherscanに送信する

          JavaScriptでコントラクトを実行する

          この記事では、Hello WorldコントラクトをJavaScriptから実行してみます。 前回の記事からの続きとなります。 こちらのチュートリアルに沿って進めていきます。 0. 事前準備JavaScriptからコントラクトを実行するにはEthers.jsが必要になります。 前の記事で既にインストール済みですが、まだの方はnpmでインストールできます。 $ npm install ethers@5.7.2 1. JavaScriptファイルの作成「scripts」

          JavaScriptでコントラクトを実行する

          Hello Worldスマートコントラクトを作成する

          この記事では、簡単なスマートコントラクトを作成してイーサリアムのテストネットワークにデプロイする方法を紹介します。 alchemyのチュートリアルに沿って進めていきます。 1. APIキーの発行Alchemyにログインして、APIキーを発行します。 Create new appを押します。 名前は「Hello World」にして利用目的を選択します。 Nextを押します。 チェーンは、イーサリアムを選択してNextを押します。 alchemyで使う機能を追加するペ

          Hello Worldスマートコントラクトを作成する

          TokenGPTを使って、イーサリアム経済圏を構築するためのアドバイスを貰った

          2024年8月に、TokenGPTがリリースされました。 TokenGPTとは、ブロックチェーンの研究開発を支援するために設計された AI 搭載のチャットボットです。 ChatGPT API、検索拡張生成 (RAG)、関数呼び出し機能を活用して、トークン経済圏に関する包括的な洞察と分析を提供します。 データ収集と分析: ブロックチェーン関連のデータを効率的に収集し、分析します。 プロジェクト支援: 開発者がプロジェクトを進める際に役立つ情報や提案を提供します。 自動

          TokenGPTを使って、イーサリアム経済圏を構築するためのアドバイスを貰った

          Visual Studio CodeにHardhatの拡張機能を入れて開発効率を爆上げした

          VS Codeに入れられるHardhatの拡張機能が便利そうだったのでインストールしてみました。 使ってみると予想以上に便利だったので、追加方法と使い方を記事に残します。 ドキュメントはこちらになります。 主な使い方はこちらになります。 Hardhatの拡張機能をインストール VS CodeのHardhatの拡張機能にアクセスします。 Installを押します。 ダイアログが開くので、Continueを押します。 Visual Studio Codeを開くを押し

          Visual Studio CodeにHardhatの拡張機能を入れて開発効率を爆上げした

          HardhatチュートリアルのDappsを動かしてみる

          前回は、Hardhatのチュートリアルに沿ってローカルとテストネットでトークンを発行しました。 今回は、チュートリアルにあるDappsをローカルで動かしていきます。 GitHubはこちらです。 レポジトリをクローンして、hardhatの依存関係をインストールします。 $ git clone https://github.com/NomicFoundation/hardhat-boilerplate.git$ cd hardhat-boilerplate$ npm ins

          HardhatチュートリアルのDappsを動かしてみる

          Hardhatのチュートリアルを試してみた

          hardhatのチュートリアルを試してみましたので、まとめます。 開発ツールをHardhatかfoundryで悩んだのですが、ドキュメントを読むとHardhatが触りやすそうなのとv3がリリース予定だったので事前に触ってみたいという理由で選びました。 違いについては、以下の記事が参考になりました! 早速、チュートリアルを読みながら試していきます。 Hardhatは、ローカルでスマートコントラクトやDapps(ブロックチェーンを実装したアプリの名称)を開発するための環境

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          ジェネラティブNFTの発行方法

          先日、DOKU-TOKUさんの個展に行くとジェネラティブNFTが展示されていました。 そこで興味を持ち、自分でも発行してみたいと思いチャレンジしてみました! 発行方法を残しておきます。 まずパーツ毎のデザインを用意する必要があります。 今回は、商用可能な動物の画像と背景を用意しました。 別方法として、hashlips_art_engineという公開されたGithubからできます。 node.jsのバージョンを「v10.18.0」にする必要がありますが、 README

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          ヤギトークンを作成してみた!

          イーサリアムのテストネットで、ERC20のトークンを作成してみました。 びっくりするぐらい簡単にトークンが作成でき感動しました。 子供銀行のお札を発行するような感覚で面白かったので、 普段あまりコードを書かないけど、トークンを発行してみたい方に試して欲しいです! この記事では、ヤギトークンを発行してみます。 なぜヤギなのかは、犬や猫、カエルのミームコインはありますが、 ヤギのミームコインは見たことがないのと私が住む県の代表動物なので選びました! EVMのテストネットワ

          ヤギトークンを作成してみた!

          EVMでヤギNFTを作成してみた!

          イーサリアムのチェーン上で、NFTを発行する方法を紹介します。 ※事前にメタマスクのインストールが必要になります。 メタマスクの追加方法はこちらが参考になります。 実際のイーサリアムだとガス代(チェーンに書き込むための手数料)が発生するため無料で取得できるテストトークンを使います。 faucet(蛇口)から無料で取得できる方法が、いくつかあります。 今回は、ChainLinkを使います。 Github認証で簡単にテストトークンが取得できます。 次にNFTにするための

          EVMでヤギNFTを作成してみた!