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地域のお祭りを伝えること

仕事が変わりまして、noteの更新が滞っております。m(_ _)m

その変わった先では、地域のお祭りやイベントについて調べる機会がままあります。しかし、その起源・由来、開催に至る主催者の思い、山車や神輿があればそのデザインの意味とか、ネット上に上がっていることは稀で、よく分からないことが多い、ということに改めて気づきました。(もちろん、その地域の方に聞いてみるのが一番なのですが、まだ変わりたてということもあって、誰に聞くべきかわからなかったり、聞けるほどの関係性をまだ構築できていなかったり…)

本日7/28開催「稲田ふれあい祇園祭り」を例に挙げると、「祇園祭り」なので素戔嗚尊を祀ったお祭りなのだろうと想像していたところ、主催者が「実行委員会」という組織で下記のようなコメントを発見しました。

では「祇園祭」はどこに?
と思っていたら、稲田小学校の郷土学習のページを発見!

どうやら、祇園祭そのものは、7/30に行われているようです。

余談ですが、御神体がトラックに乗って地域を巡る…水戸でも同じ祇園祭系神事「天王祭」があり、毎年8/1に同じように御神体がトラックで地域を巡っていたりします。

話がやや逸れました。
笠間市稲田の方に話を戻すと、約四半世紀前に環境についての関心が地域で高まり、
→鯉の放流などを行うのに小中学生が夏休みに入ったタイミングを狙ったところ、
→たまたま祇園祭の時期と近かったため、
→イベント名に「祇園祭」の名前をお借りし、かつ、神輿も出すようになった
…みたいな経緯じゃないかと想像するところです。(違っていたらごめんなさい。)

部外者がこうした想像ができるのも、主催者がネットに情報を出したり、小学校が郷土学習の成果を発信しているから、ですね。
こんな風に少しでも情報が上がっていれば、そのことにより地域の伝統や文化や雰囲気が、地域外だけでなく地域内にも、あるいは、地域を離れて働いている人にも伝わるきっかけになるのではないかと思います。(その情報に感じる人がいれば、地域に関わりを持つ、関わりを結び直すこともあるかもしれません。)

人口減少と言われてもう何年も経っていますが、特に地方の、さらに街ではない地域では、いよいよ親の世代だけが地域に残され、子どもらは戻ってこず、いよいよ地域の伝統や文化が途絶えそうになっているところが今後どんどん増えてくるのではないかと危惧するところです。その流れを押し留めるには、産業の構築や意識の変革、何より人材こそが必要であり、容易ではありません。
なので、せめて地域で発信できる能力のある人が今現在いるなら、その人が自分が関わる地域を大事に思うのであれば、地域の伝統や文化を、その由来や携わっている人の思いを、もっと発信してほしいなと思います。(変に凝ったりする必要はないので。)

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