幼少期の記憶②博覧会
記憶は時間の経過と共にどんどん曖昧になっていき、やがて出来事そのものが本当にあったかも疑わしくなってしまう。
微かに頭に残っていた記憶で小学生4年生ごろだったか…ちょっと遠い場所に引っ越してしまった友達の家に遊びに行った時友達のお父さんが何かのイベント会場に連れてってくれて、そこでリニアモーターカーに乗ったという記憶が朧げにあった。ただ具体的にそれが何のイベントだったのか、何処で行われていたのかはずっとわからないままだった。
近年になってYouTubeを見ていたらたまたま何かの関連動画でリニアモーターカーのサムネで
′88さいたま博覧会(熊谷市)
の動画が目に飛び込んできた。「あーこれ乗ったやつだわ!」ネットの発達により呼び覚まされた記憶。すぐにタップして動画を当時の映像を見る。これに乗るために物凄い時間並んだ事、動き出す前にほんの少し車両が浮いた事(アナウンスがあった)朧げだった記憶が鮮明とまではいかないが大分蘇ってきた。未来の乗り物であるリニアモーターカーに乗れたのはとても嬉しかった。また近いうちに実用化されるのではとも思っていたが…
あの頃はバブル期真っ只中だったのだろうし、映像を見てもかなりの活力を感じる。未来の日本に対してもかなり期待をしていたと思う。ただ当時の子供の間では「ノストラダムスの大予言」での人類滅亡論が割と真剣に信じられており、21世紀を迎えられないのではと恐怖を感じていたので複雑な思いもあったのを覚えている。(世界滅亡の前日何する?みたいな会話もあったな…)
なにはともあれ休日にあんな素敵な体験をさせてくれた友達の父親と友達に感謝である。
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