静岡県産の深海魚でアイスランドの伝統食品を作る?
アイスランドの伝統発酵食品に「ハカール」というのがある。
ニシオンデンザメというサメの肉をまず発酵させ、さらにそれを何ヶ月も吊るして乾燥させたもので、ものすごく強烈なアンモニア臭を放つことで知られている。ニシオンデンザメは生の状態だと尿素やトリメチルアミンなどの毒があるらしい(!)が、発酵の過程で失われる。その匂いを嗅いだ人曰く、「まるで髪のブリーチ剤のような匂い」だそうだ。
オンデンザメ科のサメは日本にもいるが深海魚であり未利用魚となってきた。水産技術研究所が駿河湾で獲れたオンデンザメを使って定食を作ったところ人気を博したらしい。
静岡県は以前から沼津深海魚水族館や深海魚料理を取り扱うお店を観光の呼び物としてきたが、ここはぜひ駿河湾産のオンデンザメでハカールでも作ってみたらどうだろうか?(真剣)