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「ショートケーキにはイチゴ」とかいう固定観念、やめにしません?

 はじめに断っておくと私は生クリーム+酸味のあるフルーツの入った食べ物(パフェとか)が大好きである。
 しかし、世の中を見渡すにベリー系や柑橘系の果物が生クリームの入ったお菓子に入っていると酸味が際立ってまずいと感じる人も多いようだ。私は人に言われるまでこの問題について考えたことがなかったが、言われてみると確かに、と思った。
 そこで考えたのだが、ショートケーキにバナナとか栗、サツマイモのような酸味のない果物を乗せてみたらどうだろう? 以前紹介したアボカドなんかも手である。ネットで調べみたところ、アボカド+チョコレート+ピスタチオのケーキというのがあり、おいしそうだった。

 酸っぱい果物+生クリーム問題へのもう一つの解決策としてもっと徹底的なものに「ミラクルフルーツを使う」というのが考えられよう。
 ミラクルフルーツというのは西アフリカ原産の特殊な木の実で、これを舌の上で転がすようにして食べると中に含まれているミラクリンという冗談のような名前のタンパク質が舌の味覚受容体に影響し、酸味を甘味に感じるように変えてしまう(この効果は30分〜1時間ほど続く)。
 Youtubeで実際に実験している動画を見たが、この文字通り奇跡の果物のおかげでレモンのような非常に酸味の強いものでも美味しいと言ってパクパク食べていて衝撃を受けた。
 さらに調べてみたところ、この性質を糖尿病対策に役立てようという動きもあるようで、アメリカではミラクルフルーツの成分が入った錠剤が、日本だと筑波大学でミラクリンを含む遺伝子組み換えトマトを開発しているらしい(イチゴでも作ってみたらしいが、ミラクリンの含有量が少なくうまくいかなかったとのこと)。
 このトマトを使ってショートケーキを作れば酸味があっても甘く感じるので無問題?

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