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青桜さら/久稀
2019年3月7日 14:43
ときは遡り、雪が深々と積もる。 雪乃は土地神の衰えを心配していた。 集落に降り積もる雪は、美しいものの……実際は危機的な状況に陥っている。 土地神が健在なときは、こんなことはなかった。**「雪乃、お前に頼みがある」「仰せのままに」 頭を深く下げて、雪乃は答える。「お前も察している通り、私の力は消えつつある」「…………」「もともと強い力はなかったからな。さて、雪乃にこの手紙を隣