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プロポーズのはなし

私はとてもサプライズが苦手。誕生日のお祝いにご飯に連れて行ってもらっても、最後にバースデープレートが出てくるのが読めてしまい、そわそわしてしまうという人も多いのでは?

一生に1度のプロポーズもサプライズと同じで、かしこまったロマンチックなシチュエーションでされるのは恥ずかしいな~と思っていました。そんなことを今の夫にも伝えていました。できれば婚約指輪も一緒に選びに行きたい。そんな事前のやり取りもあってか、夫はクリスマスのイルミネーションを見ながら、手紙を添えて自然な形でプロポーズしてくれました。もちろん嬉しかったのですが、正直大きな感動というか、いまいち実感がわかなかったんです。

「プロポーズなんてそんなもんだよ!」と、言ってくれた友人。
その友人が、約1年後誕生日に彼とホテルに泊まり、バラの大きな花束とプロポーズをしてもらったと、嬉しそうに語っている姿が、すごく羨ましく見えてしまって。友人の彼氏は友達にもいろいろアドバイスをもらいながら考えてくれたとのことで、なおさら眩しく見えてしまった。そんな友人のエピソードを、私は夫に、すごいよね~いいな~と、報告してしまったり。それでも夫は多少は複雑そうな表情をしながら聞いてくれる。

人と比べることではないし、何よりもプロポーズをしてくれたことが、幸せなことで、夫に感謝しないといけないのですが。結婚して、まだ約半年、周りの友人も結婚ラッシュでお年頃な時期だからこそ、自分がしてもらったプロポーズを振り返ることが多く、そのたびに少し複雑な感情をもつ自分に対しても心が狭いなあと感じています。きっと、結婚して何年も経てば気にもならなくなるんだろうな。

素直にサプライズを喜べる自分でありたいし、してもらいたいことは遠慮せずに伝えることが大事だなあと思っています。大げさなものは恥ずかしい!と思いつつも、意外に私は「THE定番」なものを本当は求めていて、相手に期待しているのかもしれない。「THE定番」なものを求めず、自分は他と違って、自分らしいやり方を貫きたい!的なスタンスをもっている「フリ」なだけかもしれない。周りの目など気にせず、自分のしたいことに正直に、相手にもしてもらいたいことは遠慮せずに伝えられるように。それこそが相手のためでもあるかもしれないから。

自分の気持ちに素直になることが今の私に必要なことなのかも。
それではまた…


 

 


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