日本一かんたんな社会の話③緊急事態条項の憲法入りがなぜ駄目なのか
これはとても簡単な話で、この条項が政府が緊急事態と判断した時点で、内閣=与党=総理の独断でどんな命令でも決定できるというものだからです。
この話の焦点は「なぜわざわざこの条項を法律改正ではなく、憲法に入れようとしているのか」です。その答えははっきりしており、内閣の決定に反対できる唯一の機関である最高裁判所が善悪や、国民にとってどうかではなく、憲法に沿っているかどうかで判決を下す機関だからです。
つまり、この条項が通ると、最悪、総理一個人の独断でどんな命令でも国民に強制ができ