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Life Story 18:育児セミリタイアへ
38歳の時、3人目の男の子が生まれた。
ちょうど自分の中のダークサイドと向き合い始めた頃だった。3人の男の子のパパとなったのをきっかけに、育児セミリタイアをすることにした。
育児セミリタイアは、本田健さんが実践していたことを知っていた。
健さんはビジネスで成功して経済自由人になった後に、娘が生まれて数年間セミリタイアをし、その期間にやりたいことを見つけて作家になったようだ。
その生き方がヒントになった。
一度立ち止まってみたらどうだろう?
私は今まで「正体の分からない不安感」に突き動かされて走ってきた。
でもそれって不自由な気がしていた。
このままでは本当の幸せにはたどり着けない気がしていた。
衝動に抗って、一度立ち止まってみたらどうだろう?
当面、生活費には困らないし・・・。
よし!健さんのようにセミリタイアしよう!
家族や自分の心と向き合って、幸せとは何かを見つけてみよう!
そう思ってFPの仕事を8割近く減らし、家族との時間や、自分自身との時間に、ほとんどの時間を使うことを決めた。
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・・・でも、楽しく平安な気持ちはすぐに消えてしまう。
「そんなことやっていていいのか?」
「ダメ人間になるぞ!」
「社会から見放されるぞ!」
「何もかも無くして惨めに死ぬぞ!」
厳しい自分自身の心の声が聞こえてきて、立ち止まることを許そうとしない。走り続けるように責め立ててきた。
そんなとき、幼いころの小さくなって震えている自分自身を感じ、抱きしめた。
まあ急に止まれば、不安になるのも無理ないよな~
自分の心を慰めた。
そんな風にして、だんだん自分の心に優しくする術を覚えていった。