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なぜプライベートカンパニーを持つべきなのか?

1. プライベートカンパニーとは?

プライベートカンパニーとは、個人や家族が100%または少数の株主で所有する法人のことを指します。上場企業のように株式市場で資金調達するのではなく、個人や特定のグループが所有し、経営を自由にコントロールできるのが特徴です。

多くの場合、副業や個人事業が軌道に乗り、売上が一定額を超えた段階で法人化することで、税制上のメリットや資産形成の加速が可能になります。個人事業としてスタートし、利益が年間500万円を超える頃には、法人化を検討するのが一般的な流れです。


2. プライベートカンパニーを持つ利点

(1) 税制上のメリット(節税)

経費計上の幅が広がる

個人では経費にならない支出を会社の経費として計上できます。

  • 仕事用のパソコン・スマートフォン・インターネット費用

  • 事業関連の書籍・セミナー費用

  • 事業用の車両や家賃の一部

  • 交際費・打ち合わせ時の飲食費

法人税の優遇

個人の所得税は累進課税(最大55%)ですが、法人税は中小企業で15%~23%程度。所得が増えたとき、法人化することで税率を低く抑えられます。

役員報酬の分散

家族を役員にして給与を分散すれば、世帯単位の税負担を軽減できます。

退職金の活用

法人なら退職金を経費にでき、税制優遇を受けながら資産形成が可能です。


(2) 資産形成の加速

法人名義で投資ができる

法人を活用すれば、不動産投資・株式投資などの税負担を抑えながら運用できます。

融資が受けやすい

個人事業よりも法人の方が金融機関からの信用が高く、低金利で融資を受けやすくなります。


(3) 収入の最大化

収入の上限がなくなる

給与所得には限界がありますが、法人化すれば売上が伸びるほど収入が増えます。

事業を売却できる

法人ならブランドや収益基盤を活用して、M&Aで売却する選択肢も得られます。


(4) 自由なライフスタイルの実現

時間の自由が増える

プライベートカンパニーを持つことで、労働時間や働く場所の自由度が増し、セミリタイアも可能になります。

家族との時間を増やせる

仕事とプライベートを調整しやすくなるため、育児や旅行の時間を増やせます。


(5) 事業承継・相続対策

法人を活用することで、資産をスムーズに次世代に引き継げるほか、相続税の軽減にもつながります。


3. サラリーマンと、個人事業主・法人経営者の財務面の決定的な違い

サラリーマンと事業者では、お金の流れが大きく異なります。

サラリーマンの収入の流れ

サラリーマンは、給料からまず税金が引かれ、その後に残ったお金で生活費や支出をまかないます。

収入 - 税金 ⇒ 残ったお金から支出

税金が先に引かれるため、自由に使えるお金が限られ、節税の余地もほとんどありません。

事業者の収入の流れ

一方、個人事業主や法人経営者は、収入から必要な経費を差し引いた後に税金がかかります。

収入 - 支出(経費) ⇒ 残ったお金に税金がかかる

経費として事業に必要な支出を計上することで、課税対象の金額を減らし、結果的に手元に残るお金を増やすことができます。

経済的な自立を目指すなら、事業者になろう!

サラリーマンのままでは、収入が増えても税金が高くなるだけで、自由に使えるお金が大きく増えにくいのが現実です。

一方、事業者としてプライベートカンパニーを持つことで、税負担を減らしながら、資産形成や投資の選択肢を広げることができます。経済的な自立を目指すなら、個人事業からスタートし、プライベートカンパニーを設立するのが最善の方法と言えるでしょう。


4. 副業が軌道に乗ったら法人化を検討しよう

個人で副業を始めた場合、最初は個人事業主として活動するのが一般的ですが、売上が増えてきたら法人化を検討すべきタイミングが訪れます。

法人化すべき目安

  • 年間利益が500万円以上(税率メリットが大きくなる)

  • 経費計上の幅を広げたい(事業用経費を最大限活用)

  • 投資を本格化させたい(法人名義での不動産・株式投資)

  • 将来的な資産承継を考えている

副業が軌道に乗ったら、適切なタイミングで法人化することで、節税・資産形成・ライフスタイルの自由を最大化できます。


5. まとめ

プライベートカンパニーを持つことで、税制の優遇、資産形成の加速、収入の最大化、ライフスタイルの自由、相続対策など、多くのメリットを享受できます。特に副業をしている人は、事業が軌道に乗った段階で法人化を検討することで、大きな経済的メリットを得られるでしょう。

最適なタイミングで法人化し、経済的自由を実現しましょう!

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