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#麒麟川島のタグ大喜利 と私

麒麟川島のInstagramでは、芸人の写真に大量のハッシュタグを大喜利形式でつけている。

見ればわかるがどれもこれもクオリティが高い。圧倒される量。確かな満足感。大喜利わんこそば。

なにより、Instagram特有の大量にハッシュタグをつける文化の意味がわからなくて、「ハッシュタグって検索用のもんやろ……なんや #今日も家飲み #酒足りん て……あほなん……」と冷めた目で見ていた自分は、その文化自体をイジっていることにニヤニヤ笑っていた。

あれから数年。

今年、ついに書籍化が決定した。

タイトルは #麒麟川島のタグ大喜利

楽天ブックスhttps://books.rakuten.co.jp/rb/16283466/?l-id=search-c-item-text-01

Amazon


書籍化!!

うれしかった。Instagramを読み始めた当時から「これが本ならヴィレヴァンに積まれてそうだな……黄色の店員POP付けられてさ……」と思っていた。本当に本になるとは。(多分)ヴィレヴァンに積まれるとは。朗報だった。光の速さで予約した。

そして迎えた発売当日。

届けられた本をしっかり楽しんだ後、Twitterをチェックすると川島氏がつぶやいていた。書籍タイトルをツイートしてくれたものは全部見てますよ、と。

なるほど。

やはり出版したからには拡散させてほしい、それが作者というものなんやな。そう思った。こちらとしてもこんなに面白いものなら宣伝したい。いやむしろするべきだ。

……こうしちゃいられねえ!!

結果わたしは、深夜ということもありだいぶテンションの高いツイートをして就寝した。

起床後。

他の人のツイートを見てみると「届いてた!今から読む!」とか「おもしろかった〜」など、日常の一幕をつぶやくものばかりだった。

……自分のハイテンション宣伝ツイートが、なんか浮いてる!

当時のツイート。オタクの極みのようなうっとうしさである。

そうか普通の人は、対話形式で、いや対話形式といいながら虚空に向かってあたかも読者に話しかけているようなテイで文章を書いてる((c )空知英秋)ことってないんだな、と気づいた。

いや!

そんなことない、みんな「私の推しを見てくれ」とかつぶやいたりハマったジャンルをプレゼンするとかしてるじゃん! 布教シートとか存在してるじゃん! note書いたりはてブ書いたり! それはオタク文化だって? 一般人はそんな事しないって?

そうだね!!!

ツイ消ししようかと思ったが、何個かいいね が来ていたのでもったいなくて断念。晒しておくことに決めた。

(いいねをくれたアカウントは霜降り明星のファンアカウントが多めだった。検索しやすいコンビ名で、かつタグ大喜利の存在を霜降り明星経由で知っているからか。なんにせよありがたい。)

そして今。

Amazonでは一時品切れになっている。きっと初速もよかっただろう。このまま重版出来とかになりめちゃめちゃ売れることを切に願う。願わくは第2弾、第3弾と続けばいい。全部合わせてホームレス中学生くらい売れればいい。

だから、今、

これを読んでいるあなたに伝えたい。



損はさせないから買ってね!!!





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